爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

行ったことのある都道府県 北海道

北から行きましょうか。南からだと多すぎて進まなくなりそうで。

北海道には2回だけ訪れましたが、いずれも仕事でしたので大して回ったわけではありません。2度目などは辛うじて1泊はしたものの正味24時間未満の滞在時間でした。

やや余裕があったのは初めて訪れた札幌でした。北海道大学で学会が開催されそれに参加したときのことです。この学会では自分の発表もあったので結構準備が大変でした。
まだ、現在のようにコンピュータで作っていって持ち運びはメモリーでという時代ではなく、学会発表もスライドを作っていきプロジェクターで映しだしていたものです。スライド作成も業者依頼で時間も金もかかったものでした。
同じ職場の人と札幌に向かい、泊まりは地下鉄でけっこう乗った先のホテルでした。
北大はちょうど夏休みで、学生さんは居らず学会関係者ばかりがぞろぞろと歩いていました。ポプラ並木というものもあちこちにあり北海道らしい風景とはこのようなものかと思いました。
しかし、当時はまだ北海道ではほとんど冷房がないということで、真夏の学校内でしかもスライド撮影の都合上閉め切っていましたのでかなり暑い中、発表者は背広を脱ぐわけにもいかず汗をかいた覚えがあります。

自分の発表が終わってもすぐ帰りますというわけにも行かず、とはいえあまり興味もない分野を聞いていても面白くないので会場を抜け出して市内を見て回ることとしました。同僚の一人は小樽まで出かけたのもいましたが、そこまでの度胸はなく、何かあればすぐ戻れる程度のところでうろうろとしてみました。

有名な札幌の時計台というのを見に行きましたが、残念ながら改修工事中でカバーがかかっており、それではと向かったのが北海道大学植物園でした。植物園とはいっても園内にはさまざまな建物や博物館もあり結構時間がつぶせました。開拓の時代にはどのような風景だったのか、今の光景とはかなり違うものだったのでしょうが、想像するばかりです。

そんな中で、北海道の風景を一つあげるとすれば、空港から札幌に向かう列車の中から見た家並みです。本州のように建て込んだ雰囲気はなくなんとなく広々とした建物の配置はその少し前に行ったアメリカの風景を思わせるものでした。