本日は熊本県八代市の八代神社(妙見宮)の大祭の神幸行列の日です。
微妙な天気ですが今のところは雨までは降らず、多くの見物人を集めて実施されています。
現在ではそれほど有名ではないのですが、かつては九州三大祭の中でももっとも賑わうと言われていたそうです。
歴史は400年近く、江戸時代の初期から始まっており、上の写真の笠鉾は9基あるのですが、どれも基は江戸時代に製作されており、今作るとすると数億円はかかるという話でした。
下の写真は人気のある亀蛇(きだ)(通称はガメ)で、ダイナミックな動きをします。
このほかにも武者行列や花馬奉納もあり、多くの人が参加しています。
市内西部の塩屋八幡神社を7時半にスタートし、東の八代神社まで約6kmを半日かけて歩きます。なかなか大がかりなものです。
江戸時代は肥後細川藩の領地の中でも商業で栄えていた八代で、その財力を惜しみなく使って行われた祭ですが、明治以降はすっかりさびれて行き、規模も縮小していったのですが、最近は復活させようという動きが盛んで行列の中でも数々のものが昔の絵巻などを元に復元されているようです。
神幸行列以外にもさまざまなイベントもあり、晩秋の八代平野も賑わう日です。