爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

今更ながら安保法制

すでに決まってしまった安保法制ですがそれについて若干考えてみました。

 

なぜこのような法案を通そうとしたか。日本の法律で外国がらみのものは当然ながらほとんどアメリカの指示通りということでしょう。

もちろん、これまでの海千山千の首相たちは「面従腹背」ということを知っていましたから、アメリカの言うことを聞くような聞かない様なことをして時間稼ぎをしたり、値切った政策を準備したりと言う高等戦術を使っていたようです。

しかし、そのような力もない現首相は言われるままにやっているようです。

 

そうすると、この安保法制はアメリカの何のためになるのか。もちろん、法案の説明過程で出てきた「日本人の乗った米国艦船の警護」だとか「機雷除去」なんていうのは微々たる問題でしょう。

ほんとうはやはりアメリカの戦争の手伝い(資金提供だけでなく、下働きすべてと弾除け)に使いたいというところなのでしょう。

相変わらず軍事力での世界への影響力を維持したいアメリカですが経済状態は苦しいものです。かなりの部分を日本に押し付けたいことでしょう。

 

そのための日本の法整備でした。これが成立した以上遠慮なくやってくるでしょう。

 

このようなアメリカの押し付けを受けた首相の思惑は何なのでしょうか。どうもそこがよくわからないところです。本当にやりたいことは何なのか、そしてそれをやるのにアメリカの黙認が必要なのは何なのか。

国家主義体制の強化ということを疑っていましたが、安保法制などの属国化政策を平気で進める人がそのようなことを考えるというのも矛盾しています。

 

まさか、金などの私利私欲ではないでしょうね。