爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「体育会系人間の取扱説明書」本郷陽二著

他愛の無い本ですが、最近身近に「体育会系」という人に関して考えさせられることがあったので読んでみました。

体育会系とは言わずと知れた学生時代に本格派の運動部でならした人々のことを指します。高校大学などで楽しむスポーツなどをやった人達は本書では「サークル系」と呼ばれています。
そういった人々の生態を面白おかしく並べているものですが、不思議に納得させられるものがあります。実際にかなり誇張して書かれているのですが、これまで見聞きした人々の中には確かにこういった人達が結構いたように感じます。

気合と根性だけで仕事をしてしまうとか、先輩後輩の関係は絶対で初対面でも必ず年齢と入社年度を聞いてしまうとか。恋愛でもまったく不器用でデートでも一人で先に歩いていくとか、彼女の手料理はなんでも美味しいといって食べるけれど、実はまったく味が分からずに食べるだけだとか。
どこにでも居そうです。

自分自身は高校時代は運動部に所属はしていたもののまったくこういった気風には慣れず、まあせいぜいサークル系といえる程度のもので本質は理系としか言いようが無い性格のせいか、どうも体育会系という人々は苦手です。
まあ適当におだてて上手く利用するというところでしょうか。