爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

八代松井神社の臥竜梅、今年は少し勢いが良いようです。

八代松井神社の臥竜梅は細川三斎が手植えしたという言い伝えがあるほどの古木ですが、このところ樹勢が衰えていたようだったのが少し回復したということです。 まあ写真の腕が悪いのはともかくとして、少し花が増えているのかもしれません。 今日は朝の寒さ…

「作家で億は稼げません」吉田親司著

書名はこうありますが、もちろん「億稼いでいる」作家も数名はいるようです。 しかしそれ以外の作家と呼ばれる人たちには「億」ははるか彼方の金額のようです。 著者の吉田さんはお名前もまったく知りませんでしたが、「架空戦記物」というジャンルで長く作…

「内田樹の研究室」より「70年後のテレビ」

内田樹さんのブログ「研究室」に掲載されたものです。 どこからら、「70年後のテレビ」というコメントを求められたということですが、さすがに70年後にはテレビなどは残っていないということです。 これはおそらく現在「テレビ70年」で色々な番組が流されて…

「民主党政権で日本の誇り、自信、活力が失われた」ってこいつ本当にそう思っているのか。

統一地方選挙に向けて岸田の発言がどんどんと妄言化していますが、なんと「民主党政権時代に日本の誇り、自信、活力が失われた」などということを言ったようです。 www.sankei.com 民主党政権は2009年から2012年まで、自民党政権下で起きたバブル、バブル崩…

「悪意の心理学 悪口、嘘、ヘイト・スピーチ」岡本真一郎著

人と人のコミュニケーションの場で、悪意のこもっているということはよくあることです。 大きな問題となっているヘイトスピーチなどはそれが全面に出ているものでしょうが、いじめにつながる悪口、陰口、夫婦や家族の間でもふと忍び込み大きく成長する不信感…

松永和紀さんの記事より、「ノロウイルスに注意」

「おいしい、健康」というサイトで松永和紀さんが連載している「読む、えいよう」の中で「食の安全と健康」というコーナーの最新記事です。 少し感染者発生が減っていたノロウイルスですが、また増加しているということです。 oishi-kenko.com ノロウイルス…

「社会が変わる」とはどういうことか。岸田発言がどうしても気になる。

今月初めのことですが、岸田首相が「同性婚を認めると社会が変わってしまう」と発言しました。 まだそれから一か月も経っていないのかという思いもしますが。 sohujojo.hatenablog.com しかしそれと前後してとてつもなく愚かな首相補佐官がさらにひどい暴言…

イランは中国との結びつきを強め、さらに欧米日と対する多極化が進む

賀茂川耕助さんのブログは賀茂川さんが収集する多くの情報源からアメリカ一辺倒の情報を除いたものを多数紹介しています。 ロシア・ウクライナ関係でも様々な情報が飛び交っていますが、今回は中国とイランに関するものでした。 kamogawakosuke.info ペペ・…

「字が汚い!」新保信長著

著者の新保さんは編集者兼ライターということですが、子供の頃から「字が汚い」と言われ自分でも自覚し悩み続けていたそうです。 ただし、周りに多く居る作家などを見回しても、自分以上に字が汚い人はたくさんいるようです。 最近はワープロなどが普及し手…

国立科学博物館「毒展」について

永井孝志さんのブログから、国立科学博物館で開かれていた「毒展」についてです。 nagaitakashi.net 残念ながらすでに開催期間が終了しているようです。 最初の永井さんの感想が「”毒展”ではなく”毒を持つ生物展”だと思えば面白かった」ということで、これが…

経済と資本主義、あまり経済学者が言わないようなこと

どうも経済学者と言われる人々の語ることは今一つ心に響くことがなく、今ある世界だけが不動の体制のように言われるものの、それはちょっとしたことで引っくり返るのではとも思えます。 そんなわけで、まったく力不足、知識不足であることは承知のうえで資本…

夢の話「またも大学の定期試験で問題が何も解けない」

数日前から暴飲暴食、その後はめまいと体調が悪くなってしまったためか、悪夢を見てしまいました。 私は大学3年で定期試験を受けています。 その科目は「現代国語」 何か長文を読んで問題に答えるというものですが、文章を読んでもまったく意味が取れません…

「空飛ぶクルマ」なんて本当に実用化できると思っているの。

ドローンが飛び回るようになっていますが、それをバカでかくしたような「空飛ぶクルマ」がニュースのも出てくるようになりました。 www.nikkei.com 2年後の大阪万博(これも開かれること自体忘れていました)で実際に事業として動かすということですが、それ…

新幹線でカツオ輸送、「良い話題」なのか。

九州新幹線で鹿児島水揚げのカツオを福岡に輸送するということが実施されたというニュースが流れました。 news.yahoo.co.jp ニュースの論調は、これで新鮮なカツオが食べられるなどといった好意的なものでしたが、これは本当に「良い話題」でしょうか。 これ…

「今どきコトバ事情」井上俊、永井良和編著

何か軽い感じの題名ですが、副題の「現代社会学単語帳」という方が内容を良く表しています。 編著者の井上さん、永井さんともに社会学者、各項目を書いている著者の面々も多くは社会学教授といった方々で、社会学の分野で最近よく出てくる言葉を取り上げ、そ…

男性同性愛者の献血禁止は差別に当たるのか。リスクの見積もり方。

リスク学者永井孝志さんのブログで、同性愛者の献血制限と血液不足という相反するリスクについて書かれていました。 nagaitakashi.net 同性愛者などLGBTと呼ばれる人たちに対する差別ということが問題となっていますが、一方で献血を制限する規定というもの…

「なぜ、男子は突然、草食化したのか」本川裕著

本書の内容をうまく表していないような題名で、これに惑わされて読む人もいるかもしれませんが、副題の方が正確に示しています。 「統計データが解き明かす日本の変化」 ほぼこれに沿った内容です。 著者の本川さんはずっと統計データの利用と言うことを仕事…

まったく私的なことで申し訳ないですが、今日は40回目の結婚記念日

まあ別に公的な事ばかり書くわけでもないので良いでしょう。 本日、2月20日は私たち夫婦の結婚記念日、今年で40年になります。 1983年の2月20日は非常に寒く、前夜には雪が降っていました。 東京からわざわざ出席に来てくれた友人は熊本でも雪が降るのかと驚…

「差別はたいてい悪意のない人がする」キム・ジヘ著

「差別」をする人は悪人で普通の人ではないといったイメージがあるとしたら、どうやら大きな間違いをするようです。 自分では差別などはしないと思っていても、気が付かないところに差別意識というものが隠れているといったことはありそうです。 本書は韓国…

「内田樹の研究室」より「中国最新事情」

内田樹さんのブログ「研究室」で「中国最新事情」という記事が掲載されました。 blog.tatsuru.com 北京在住のジャーナリスト斎藤淳子さんと言う方が内田さんを訪問され、中国の事情について話をしていかれたということです。 内田さんが興味を持っていたのは…

「『勘違い』だらけの日本文化史」八條忠基著

有職故実(ゆうそくこじつ)とは朝廷や公家などの行事やしきたり、その他の事を研究することですが、その有職故実研究家と称する八條さんが、さまざまな日本の文化の歴史について、勘違いしやすいものをあれこれと解説している本です。 平安貴族は馬にまたが…

確定申告書類提出してきました。

年に一度の決まりの行事、確定申告書類の税務署への提出をしてきました。 昨年、一昨年はコロナ禍で税務署の対応もおたおたしているようで、時間もかかったのですが、さすがに少し慣れたのかすぐに終わりました。 確定申告なんていうものにはまったく縁のな…

「SDGs 危機の時代の羅針盤」南博、稲場雅紀著

SDGsなんて言葉を聞き出したのはそれほど古い話ではありません。 その頃に書いたブログです。 sohujojo.hatenablog.com とにかくその最初の「持続可能な開発」というそこだけでも完全な矛盾だらけの言葉に呆れかえり、少し調べてみましたが、なにか「良いこ…

夢の話「巨大台風に襲われる しかも主人公(自分)は女性」

どうも突拍子もない夢を見ると書き留めておきたくなります。 今回の夢は、非常に強力な巨大台風が来襲するというものです。 しかも自分は保育園に勤める女性保育士。子供たちがたくさんいます。 自分が女性になる夢というのはほとんど見ることがありません。…

「菌根の世界」齋藤雅典編著

菌根といってもあまり馴染みはないかもしれませんが、マツタケはアカマツと共生しているという話は誰もが聞いたことがあるかもしれません。 この植物の根とキノコやカビなどの菌類が共生している状況を菌根と言います。 実は多くの植物で菌根が形成され、そ…

「偵察気球」で今さら何を調べるというの。アメリカにただ追随するだけの日本政府。

これまでも何度も中国製と思われる気球が確認されましたが、今さらのようにそれを撃墜などとアメリカのに倣うことしか考えない日本政府です。 www.youtube.com というのも、やはりアメリカからの命令があったようで、これまでは放っておいても大した軍事的な…

「SF エネルギーの近未来」その2

戦争にはならずに人類社会が続いたとして、その先です。 3、とはいえ戦争エンドでは話にならないので奇跡的に運よく戦争は回避された場合 人類が奇跡的に終末戦争を回避できた場合の将来像。 この場合も決して幸せな未来となるわけではない。 化石燃料の中で…

養殖漁業が危ない、魚粉の高騰。

熊本日日新聞の記事より、魚類養殖で餌としている魚粉が高騰してコストが増し経営が難しくなっているということです。 (熊本日日新聞、2月15日より引用) 魚粉原料としてはイワシやカタクチイワシが多いようですが、南米産のカタクチイワシは世界各国での養…

「SF エネルギーの近未来」その1

このブログではエネルギーについて色々と書いています。 私にはある未来像が見えていてそれに従って現状を判断していますが、それをこれまではっきりとは明示していなかったように思います。 そのため、もしかしたら私が書いたものを読んでもイメージがわか…

「脱炭素は大きな市場」?小泉進次郎の世迷言

いまだに「未来の希望」という幻想を持たれる小泉進次郎が「脱炭素は大きな市場」などという幼稚な世迷言を言っていたそうです。 mainichi.jp 脱炭素、今の趨勢では、太陽光発電、風力発電などの「持続可能エネルギー」、その場では二酸化炭素を出さない「電…