爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

またも飲酒運転で悲惨な交通事故、しかし「飲酒」が一番問題だと思っているとこういう事故は無くならない。

千葉県八街市で学校帰りの小学生の列にトラックが突っ込み、2人が死亡、3人が重軽傷という悲惨な事故が起きました。 午後の帰宅時間帯であるのに、その運転手が酒酔い状態であったということで、報道などは「飲酒運転」であることを強調しその問題点を主張し…

「図鑑 心理学」トム・ジャクソン著

心理学といっても色々な分野があり、歴史的にも古代ギリシャから続くものがあります。 それの細かい部分は専門書を当たらなければなりませんが、概観ということがなかなかできません。 その意味では、心理学に関係する歴史、様々な分野の発達など、図や写真…

熊本城天守閣一般公開始まる

2016年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城が天守閣の復旧工事が終わり、一般公開が始まりました。 kumanichi.com工事は3月には終わっており、公開開始は4月の予定だったのですが、コロナ感染拡大で遅れていました。 熊本市中心部からはどこからでも見上げ…

「コロナの時代を生きるための ファクトチェック」立岩陽一郎著

200ページほどの単行本ですが、カバーが可愛い少年のイラストになっています。 そのためか、当地の市立図書館では「児童書」に分類され、「児童開架」というコーナーに置いてあるようです。 中味は若い人向けということで多少多めに漢字にルビがふってありま…

やはり「水素」に望みをかけて「世界トップ」への夢を見る。

「水素」に望みをかける企業などのシンポジウムが行われたという、テレビ朝日系列のニュースです。 news.yahoo.co.jp川崎重工やJERA(東電・中電出資の発電会社)などの経営陣が出席し、放言を繰り返したようです。 風力発電などではヨーロッパに大きく後れ…

「〈正義〉の生物学」山田俊弘著

〈正義〉の生物学などと、ちょっと意味がわからないような題名だったのですが、実はこれがこの本の内容を正確に描写しているものでした。 しかしそれが分かるのが最後まで読んでからということでした。 扱われている内容は本書副題を見ればすぐに理解できま…

ZOOMでオンラインクラス会なんていうのをやっちゃいました。

高校の同窓会も昨年・今年と開催ができず、もう2年以上もご無沙汰になっていますが、いつも幹事役をしている同窓生からZOOMでオンラインのクラス会をやるぞという知らせを受け、先ほど1時間弱ですが実施しました。 ZOOMは全参加者が前もってインストールして…

「教えて!宮本さん 日本人が無意識に使う日本語が不思議すぎる!」アン・クレシ―ニ、宮本隆治著

日本にやってきて暮らしている外国人、日本語を習う外国人も多くなりました。 しかし、日本人が使っている日本語というものは、学校などで習うものとは違っているところもあり、不思議なものかもしれません。 著者の一人、アン・クレシーニさんはアメリカ出…

東京都議会議員選挙、都民ファーストなんてものがあったのも忘れてた。

東京都議会の議員選挙が公示され7月4日投票ということです。 現在の第1党が都民ファーストだったということも忘れかけていましたが、もう大幅に議席を減らすのは間違いないと考えられているようです。 jbpress.ismedia.jp舛添要一さんが「舛添直言」と題して…

「排除型社会」ジョック・ヤング著

「異物を排除」する社会、多様性を認める社会とは正反対のようですが、どちらが本当の姿なのでしょうか。 著者のジョック・ヤングと言う人はイギリス出身でアメリカでも活動しているという、犯罪学の専門家です。 アメリカが犯罪社会とも言える状態なのは周…

天皇が五輪懸念という報道に対し、海外メディアは非常に的確な報道。日本のよりマシかも。

天皇が五輪開催について、「懸念を持っていると拝察する」と宮内庁長官が述べたということが報道されました。 これに対し、官房長官が「宮内庁長官の個人的見解だ」などと切り捨てたということも伝えられています。 海外メディアも敏感に反応しているようで…

湘南地方の鉄道 3駅の記憶 3,辻堂駅

辻堂駅は茅ヶ崎・藤沢と比べると最初の頃は縁が無かったのですが、その後は一番身近になります。 ja.wikipedia.org 辻堂はこの辺でも今昔の差が一番激しいところかもしれません。 かつては北側の駅近くまで大きな工場があり、町は南側に少しあるばかりでした…

週刊現代「お茶は農薬まみれ」記事の続報、小島正美さんのFOOD NEWS ONLINEより

週刊現代が「日本のお茶は農薬まみれ」という、科学的にはまったく根拠のない記事を掲載したということについては、小島正美さんの「FOOD NEWS ONLINE」で報じられましたが、その続報も出ました。 「お茶業界はファクトチェックで対抗すべき」という主張です…

電気自動車が増え続けると原発増設が必要?自動車ジャーナリスト牧野茂雄さんの記事より

モーターファンというサイトから、自動車ジャーナリストの牧野茂雄さんの記事を見つけました。 「カーボンニュートラルと自動車、原発は要る?要らない?」というもので、その前提などにはまったく同意はできませんが、ヨーロッパの電力事情など非常に詳しく…

「日本のお茶は農薬まみれ?」週刊現代の記事に小島正美さんが反応。

小島正美さんが食品問題を中心に解説している「FOOD ON LINE」で、週刊現代が「日本のお茶は農薬まみれ」と題した記事を掲載した件について書かれています。 foodnews.online 時々、こういった週刊誌にこのような記事が載ることがあるようですが、他に書くこ…

湘南地方の鉄道 3駅の記憶 2,藤沢駅

藤沢に初めて行ったのは、茅ヶ崎に転居してからすぐのことだったのでしょう。 昭和41年(1966年)まだ小学6年生ですので、自分であちこち出かけることはなく、おそらく母の買い物についていったと思います。 ja.wikipedia.org 当時はまだ藤沢駅は南北口とも…

八代市立博物館「松井家の茶道具名品選」見てきました。

しばらく休館していた八代市立博物館「未来の森」がようやく再開し、「松井家の茶道具名品選」というものを展示していました。 松井家というのは、肥後細川藩の筆頭家老で代々八代城主を勤めた家で、そこに伝わる文書や品物を保存した松井文庫は数々の貴重な…

有観客で開催で最悪のシナリオに近づくのか。

「開催中止か延期」という声も大きかったはずなのですが、なぜか「観客有か無しか」だけに問題を絞る形にしてしまい、結局は他のイベント並みと称する「50%以下または1万人以下」というユルユル基準でのオリンピック開催が決定してしまいました。 news.yaho…

「ことばでたどる日本の歴史 幕末・明治・大正篇」今野真二著

今野さんは日本語学が専門ということですが、歴史にも深い造詣がおありということで、歴史を「ことば」すなわち文献や史料で詳細にたどるということをされています。 歴史を簡潔に記載するなら不要なのですが、やはり原資料を基に示すとまた新たな発見ができ…

石炭の世界での生産・使用・輸出入の状況はどうか。脱炭素化で生産国は困るのか。

脱炭素化が叫ばれる中、特に槍玉に上がっているのが石炭ですが、もしも石炭使用を止めてしまえば現在の生産国、使用国そしてその貿易というところに大きな影響が出るでしょう。 そこで、その現状をちょっとだけ調べてみました。 https://www.meti.go.jp/shin…

湘南地方の鉄道 3駅の記憶 1,茅ヶ崎駅

また若い頃に戻った夢を見まして、高校の同窓生と修学旅行に出かけるというものですが、「夢の話」で書くにもあまりにも荒唐無稽な内容なのでちょっと控えておきます。 しかし、その中で「藤沢駅に集合」というところがあり、そこに出てきた駅は若い頃の駅で…

EUがバイオマス発電は再エネとは認めないとの姿勢

日経新聞の報道によれば、EUはバイオマス発電は再エネとは認めないということを打ち出したということです。 www.nikkei.comただし、この記事は有料会員しか全文が読めないというもので、最初の部分しか分かりませんので、全体は想像で書きます。 (さすが経…

「アリストテレス 生物学の創造 上」アルマン・マリー・ルロワ著

アリストテレスは古代ギリシャの哲学者ですが、自然の観察も行い、生物の特徴を記載した「動物誌」などの著作もあり、生物学や博物学の始祖ともみなされています。 その後、紀元1世紀にはローマで大プリニウスが「博物誌」を著しましたがその内容は色々なと…

「賀茂川耕助のブログ」より、No.1324「ワクチン接種は慎重に」

ワクチン接種しか打つ手が無くなった政府はとにかく早く国民全員に打たせようとしていますが、賀茂川耕助さんはそれに警鐘を鳴らしています。 kamogawakosuke.info コロナワクチンに対する疑問点などを発している専門家に対しての迫害というものがあるようで…

なぜ変異ウイルスは感染力が強いのか

新型コロナウイルスの変異株が次々と現れ、いずれも感染力が強くなっているということでこれまでのものに置き換わっています。 なぜそんな都合の良い変異株が出来て来るのか、不思議に感じる方も居るかもしれません。 その辺の事情を少し、分かりやすく?説…

本当の「オリンピック開催の最悪のシナリオ」はこうだ。

数日前に横浜市大の奥田名誉教授の話を基に「オリンピック開催の最悪のシナリオ」と題された記事を引用して書きました。 sohujojo.hatenablog.com しかし、開催の強行だけにとどまらず、奥田さんの予測をも上回る「観客1万人まで入れる」というとんでもない…

「大人の道徳 西洋近代思想を問い直す」古川雄嗣著

「道徳」を学校教育での「教科」とするということになり、多くの人は国が国家主義的な価値観を子供に押し付けようとしていると感じたのではないでしょうか。 しかし、教育大学で道徳教育ということを研究し学生に講義している著者から見ると、本当は道徳とい…

いつまで「道路で成長」の夢を見続けるのか。熊本県・市が中長期の道路計画を発表

熊本県と熊本市が、今後20-30年ほどの中長期の新広域道路交通計画を策定し発表したそうです。 kumanichi.comその「イメージ図」とやらを張り付けさせてもらいます。 緑色の路線は前計画からの構想路線ということですので、1993年の計画ということでしょうか…

オリンピック開催の危険性、コロナ感染拡大のシナリオ

どうやらオリンピックは何としても開催されるようですが、その危険性について週刊女性プライムというところで、横浜市大名誉教授の奥田研爾さんの話を基に最悪のシナリオを描いています。 news.yahoo.co.jp選手役員などはワクチン接種、検査を徹底とは言って…

食をめぐる人々の対立はなぜ起きるか、小島正美さんが米映画「FOOD EVOLUTION」を紹介

ゲノム編集食品をめぐり対立が起きていますが、これまでも遺伝子操作食品などでの深刻な対立が起きていたのと同様の状況のようです。 こういった問題について、2016年にアメリカで「FOOD EVOLUTION」というドキュメンタリー映画が作られました。 これは遺伝…