爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

やっぱり出ているコロナ感染者への誹謗中傷

全国的な感染者拡大が続いていますが、熊本県でも大きなクラスター発生、さらに各地に次々と感染者が確認されています。 それがどこなのか、あまりはっきりと発表されていなかったのも、関係機関が「感染者への中傷が危惧されるため」だったそうで、すでにそ…

「声優 声の職人」森川智之著

声優と言えば昔ならラジオドラマ、そして洋画の吹き替えでしたが、今ではアニメの大人気とともに声優にも人気が集まってくるようになりました。 そんな声優について、トム・クルーズの吹き替えをずっと担当し、さらにアニメやゲームキャラクターの声も数多く…

コロナウイルス感染者全国で増加。

少し前までは東京だけで感染者が出ているように見え「東京問題」とまで言われていたのが、今では全国各地で大幅に感染者が増加するという事態になっています。 よほど前回の休業要請の結果に懲りたのか、政府は前のような対策は採らないとしています。 www.n…

「撮ってはいけない」飯野たから著、紺野礼央監修

誰もが持っているスマホ(私はガラケーですが)で、少し前までは一流のカメラでなければ撮影できないような写真や動画が撮れるようになり、さらにそれをワンタッチでSNSなどに投稿(ということは広く公開)できるようになりました。 これは、少し間違えば著…

いよいよ足元に火がついてきた。八代市でコロナ感染者発生。

これまで熊本県でのコロナウイルス感染者発生は熊本市や県北がほとんどだったので、少し現実感がなかったのですが、ようやく八代市でも感染者が発生しました。 this.kiji.is小学校の教諭とその母親ということで、その学校は休校、教職員と担当の児童はPCR検…

コロナ対策の拙劣さで政権批判をする人が多いが、ではどうすれば良いのか。

PCR検査を増やすと言いながらさっぱり増えないとか、第二波に入っているのは間違いないのに経済収縮を怖れて何も言えないとか、さらに振り返ればアベノマスクの醜態や給付金をめぐるドタバタ、事務費用のお友達への注入など、政権の対策がめちゃくちゃなこと…

夢の話「焼酎製造工場を建設」

このところ、かつての仕事の夢を一つずつ見てきたような思いがしますが、今回はその集大成ともいえるような壮大な夢を見てしまいました。 とはいえ、それは昔担当した仕事そのものの夢ではなく、あり得ないような大きなものです。 私はどうやら会社の社長の…

「『天使』と『悪魔』がよくわかる本」吉永進一監修、造事務所編著

多くの宗教では、神は絶対者であるか多神教であるかにかかわらず、「天使」という存在があります。 また、神に対抗する悪の存在も既定されており、それらを「悪魔」として描いています。 そういった天使と悪魔、一つずつ(一人ずつ?)取り上げてざっと説明…

FOOCOM.NET専門家コラムより、「食中毒事件と新型コロナの影響」

FOOCOM.NETに長年保健所で食品衛生監視員として勤めてこられた小暮実さんという方が書いています。 www.foocom.net昭和56年以降の食中毒発生状況がまとめられていますが、発生のピークは平成10年、その時に多かった原因はサルモネラと腸炎ビブリオでした。 …

「白村江 古代東アジア大戦の謎」遠山美都男著

「白村江」、昔の歴史授業では「はくすきのえ」と読みましたが、今は読み方が不明とあって「はくそんこう」と読んでいるそうです。 中大兄皇子が皇位に就く頃、朝鮮半島では長く続いていた並立体制が崩れ、百済が滅亡に瀕していました。 一旦は敗れて王や王…

オリンピック開催まであと1年?

2020東京オリンピックが開催されるはずだった日が過ぎ、一応の予定までちょうど1年ということで、あれこれと報道されていますが、さすがに開催可能性については高いとは見られていないようです。 news.yahoo.co.jp 世界的にも来年のオリンピック開催などは話…

「耳コピ力 アップ術」永野光浩著

(本書題名は 耳コピ 力(りょく)アップ術」です。「ミミコピカ」ではありません) 「耳コピ」といっても知らない人には何のことか分からないでしょう。 レコードなどで聞いた音楽を楽譜に書き取ることを言います。 人気バンドの演奏などを自分でもやってみ…

私の読書の思い出

読書術と言う本を読んだので、自分自身の読書に関する思い出を書いてみましょう。 読書と言うのではないのですが、文字と言うものを読み始めたのは3歳くらいの頃からだそうです。 産まれた浦和から父の転勤で名古屋へ。 住んだ家の隣の10歳ほど年長のお姉さ…

「理科系の読書術」鎌田浩毅著

火山学で有名な鎌田さんが「読書術」について書いたものです。 鎌田さんは若い頃から読書が大好きで、色々な本をたくさん読んできたそうです。 どうりで、これまで読んだ本は火山関係であっても読みやすい文章でした。 しかし、最近の若い人には読書が苦手と…

各国との軋轢を減らすどころか呼び込む中国、その先はどうなるのか。

新型コロナウイルスの発生地とみられている中国ですが、何とか抑え込み経済回復へと動き出しているようです。 しかし、アメリカを始め各国との軋轢が拡大、中国はそれを抑えようとするどころか、ますます戦線を拡大し、多くの国と摩擦を増大させています。 …

「十二支になった動物たちの考古学」設楽博己編著

年のめぐりと動物とを組み合わせた「十二支」は、中国古代に出来上がりました。 その起源は殷の時代にまでさかのぼるようですが、動物を当てはめるという現代まで続く形になってきたのは秦の時代だったようです。 そこで使われていた動物は、当時の中国で身…

PCR検査数が増えない訳、深い原因が。

朝からテレビを見ていたら、ウイルス関連で「PCR検査数がなぜ増えないのか」ということをやっていました。 出演していたのは、無症状の人にもPCR検査を実施し、陽性者を隔離すれば感染が抑えられるという意見の人です。 しかし、現状では検査装置はかなり増…

「内田樹の研究室」より「サコ先生のこと」

内田樹さんは現在は京都精華大学に居られるそうですが、そこの現在の学長がウスビ・サコさん、アフリカ出身のムスリムだそうです。 そのサコさんの本、「サコ学長、日本を語る」が出版されたそうですが、その解説を内田さんが書いていて、その一部をこの研究…

「熱中症対策で塩分補給」って本当か。

熱中症対策には水分を取るだけでなく塩分も必要であると言われています。 しかし、栄養疫学の児林聡美さんがツイッターに書いているのを見て、そういえば本当はどうなんだと思いました。 実は私も現役時代に真夏に閉め切った室内で汗まみれで仕事をしていて…

「終わっとらんばい!ミナマタ」矢吹紀人著

水俣のすぐそばに暮らしながら、水俣病というものにほとんど無知のまま過ごしてきた私ですが、ようやく今になって徐々に勉強しなおしです。 この本は、ルポライターの矢吹さんが、水俣協立病院の創立当時から看護師として活躍してこられた、山近峰子さんの人…

GOTOキャンペーン開始、感染が広がるのは確か

GOTOトラベルキャンペーンが東京除外というおかしな形でも開始。 東京除外でのキャンセルも頻出していますが、そのキャンセル料も補助というドタバタぶりです。 this.kiji.is 感染再拡大の今、それでも強行ということには多くの批判が集まりました。 それを…

「昭和『娯楽の殿堂』の時代」三浦展著

もうかなり昔のような気がする「昭和」の時代には、「娯楽の殿堂」という言葉がありました。 そしてそれは都会、とくに東京という場所と結びついていたように思えます。 今でも確かにリゾートホテルを中心とした観光施設などが地方にある場合もありますが、…

「感染防止」は可能なのか、落ち着いて考えてみる

「感染防止対策」ということを耳にする機会が多く、飲食店に限らず多くの業種で「ガイドライン」なるものが提示され、それに沿った対策をすることが求められています。 例の「GOTOキャンペーン」でも感染防止対策をしていないところには適用させないといった…

「世界史で読み解く現代ニュース 宗教編」池上彰、増田ユリヤ著

現代の世界でいろいろな問題の原点となっているのが宗教ということがよくあるようです。 戦争や国際紛争を知るためにも宗教について知らなければ理解しにくいところがあります。 そのために、世界の宗教の中でも大きな位置を占めているイスラム教、キリスト…

マツタケが絶滅危惧種に、自然が荒廃したから?

マツタケがIUCN(国際自然保護連合)によって絶滅危惧のレッドリストに指定されたという報道がされました。 これでマツタケが採れなくなるとかいうことはないようです。 しかし、これは採りすぎたとか、森が荒廃したからとかその理由も言われていますが、こ…

「ノーベル賞でたどる物理の歴史」小山慶太著

ノーベル賞は20世紀になってすぐの1901年より授賞を始めました。 他の各賞も偉大な業績ではあるのですが、特に物理学賞は科学の根本にあるようなものが多いように感じます。 その、ノーベル物理学賞を受賞した人々の業績について、1901年から2012年までのも…

ご注意!アマゾンをかたる偽メールが来ちゃいました。

先ほど、アマゾンからと見せかけた偽メールが来てしまいました。 そのまま張り出すのもなんですから、イメージだけコピーしてみます。 メールの発信者も「amazon.co.jp」とありますが、そのあとに何やら変なアドレスが書いてありました。 思わずその中のボタ…

夢の話「細菌の属種同定」

またやけにリアリティたっぷりの仕事の夢を見てしまいました。 私は会社の研究所で、微生物の属種同定をする部署の責任者です。 とはいえ、部下はいないようで自分一人で細々と仕事をしています。 別部門の研究者が同定試験を実施したという結果を持ってきま…

田中宇さんの「国際ニュース解説」より、「新型コロナ第2波の誇張」

いつも少し変わった視点からの国際情勢分析を見せてくれる田中宇さんですが、また徐々に感染者検出数が上がり始めた日本の情勢について解析しています。 tanakanews.com 東京で200人以上、全国でも500人以上の感染者検出、しかも東京ばかりでなく関東近県や…

豪雨災害取材者にコロナ感染者

先日、豪雨災害に高松市から応援派遣されていた保健師にコロナウイルス感染者が出たということがありましたが、引き続き感染者発生ということです。 今度は時事通信社のカメラマンということで、13日に熊本に入り八代や人吉を取材していたが、症状が出たため…