爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

お知らせ 旅行終了 やっと家に帰ってきました。

数日間の帰省旅行が終わりようやく家に帰ってきました。 予定が入っているのは前後の日だけであとは暇というつもりだったのですが、急に母が入院してしまい病院との往復、実家の掃除や整理といったことでバタバタしてしまいました。 たまに都会に出ていくと…

「秘密のケンミンSHOW完全レシピ本」読売テレビ編

「秘密のケンミンSHOW」といえば日本テレビ系で長く続いている人気番組で、各地方独特の風習などをあくまでも面白おかしく紹介するという番組ですが、その中で地方ごとの独特の食べ物と言うのも人気コーナーです。 この本はそういったローカル色一杯の食物を…

「再読;危ない健康食品から身を守る本」植田武智著

この本は2013年に読んでおり、読書記録も書いていますが以前はそれほど細かくは書いていないために大きなポイントだけを扱ったようなものになっています。 「危ない健康食品から身を守る本」植田武智著 - 爽風上々のブログ ほんのイメージが大きく変わったと…

「日本の野菜 産地から食卓へ」大久保増太郎著

著者は千葉県農業試験場にて長年野菜の冷蔵や保存など流通技術の研究を続けてこられ、農産物流通技術研究会などの会長も務められた方です。 野菜の保存などは品目によって大差があり、冷やした方が良いもの、逆に冷やすとダメなものもありますが、この本では…

「”対米従属”という宿痾」鳩山由紀夫、孫崎享、植草一秀著

顔ぶれを見るととんでもない連中の発言のようにも見えます。 鳩山さんはもちろん民主党政権の総理大臣でしたが、半年足らずで退陣を余儀なくされました。その後も中国や韓国に渡り様々な発言をしており、「国賊」呼ばわりをするものも居ます。 孫崎さんも尖…

行ったことのある都道府県 宮崎県

宮崎にも観光で何度も行ってはいます。子供の頃に親に連れられて行ったときは、大淀川のすぐそばの旅館に泊まり、窓から川を眺めていると鉄橋を貨車を長く連ねた貨物列車が渡っていた記憶があります。その時は青島や堀切峠までは行ったように思います。 しか…

お知らせ 数日間は予約投稿します

今日から数日間は旅行で不在のため予約投稿とさせていただきます。(スマホも持っていませんのでそちらからの投稿もできません) まあ通常でも数日前に書いた記事を遅れて投稿ということがほとんどですので、あまり変わりはありませんが、もしコメントを頂き…

安倍内閣1000日

本論に入る前に 最近の政治状況に已むに已まれぬ思いで政治に関することをいくつか記述しましたが、思いもよらず多数の方に読んでいただくということになりました。 とはいえ、私自身は政治に関してはまったくの素人であり、それほど内情に詳しいわけでもな…

「悪税が日本を滅ぼす」大村大次郎著

著者は国税庁の調査官として10年間勤務のあと、退職して著述業になった方です。 税については詳しいということから、日本の社会構造自体への税の関わりについて、何冊も本を書かれているようです。 税金は使い方でも社会の構造を変えてしまいますが、取り方…

代議制民主主義の危機

安保法制の成立ということで平和憲法が軽視され戦争をする国家となったという点に着目した論議がほとんどですが、私はここに「代議制民主主義」すなわち選挙で選んだ代議士が政治を行うシステムの危機と言うものを見てしまいます。 現在のほとんどの民主主義…

今更ながら安保法制

すでに決まってしまった安保法制ですがそれについて若干考えてみました。 なぜこのような法案を通そうとしたか。日本の法律で外国がらみのものは当然ながらほとんどアメリカの指示通りということでしょう。 もちろん、これまでの海千山千の首相たちは「面従…

ラグビーワールドカップ 南アフリカに勝利

イギリス開催ですので試合は真夜中に行われており、すでに結果も分かっていたのですがテレビの放送を今見終わりました。 ワールドカップにこれまで2回優勝という文句なしの強豪南アフリカをラストプレーで逆転勝利。結果を知っていても大興奮の幕切れでした…

行ったことのある都道府県 大分県

大分は住んでいる熊本県からは隣県ですが、阿蘇・九重の山々がそびえているので簡単に行けるところではありません。 とはいえ、一泊程度の観光旅行で訪れるのにはちょうど良い距離であるためか、観光では何度も行っています。また、仕事でも数回行く機会があ…

安保法制法案成立

大きな反対の声にも関わらず安保法制は参議院でも可決成立する運びとなりました。 政権側の強い意志が初めから感じられ、是が非でも成立させるという姿勢は確固たるものでしたので、こうなることは予測はできましたが、多くの感慨を覚えます。 平和憲法の価…

「不思議の国の論理学」L.キャロル 柳瀬尚紀編訳

ルイス・キャロルといえば「不思議の国のアリス」で有名な19世紀イギリスの作家ですが、実は本名をチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンという数学者であるということはかなり知られていることだと思います。 この本はそのドジソンが本業(とくにユークリッド…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1124米国のスパイ行為

今年の7月末にウィキリークスの発表で明らかになったアメリカの国家安全保障局(NSA)による日本関係の盗聴です。 No.1124 米国のスパイ行為 | 耕助のブログ ニュースを見た当時の印象でも、政府のコメントが「仮に事実であれば遺憾」といったもので、…

夢の話「放線菌の属種同定」

久しぶりの夢の話ですが、今日みた夢はリアルに色彩まで再現してすごかったです。 昔の話ですが、研究所勤務のころには微生物の同定(分類学上の菌種の決定)というのを仕事でしていた時がありました。 主にバクテリアですが、カビも仕方なくやることもあり…

鬼怒川水害での報道

茨城県常総市での鬼怒川堤防決壊による水害はテレビでも大きく扱われており様々な話題も提供されています。 決壊個所の堤防が土を固めただけのものであったために、水があふれると徐々に崩れて決壊したようで、「全部コンクリート化してしまえ」などと言う意…

「気候変動の文明史」安田喜憲著

環境考古学者という安田さんの本はちょうど1年ほど前に1冊読みました。それは長江文明に関したものでその中には気候変動により北方の遊牧民の移動と言うことも触れられていましたが、本書はそちらの気候変動の文明への影響の方を主にしるされたものです。 温…

国勢調査のインターネット入力

いつもの国勢調査員の人がIDとパスワードを書いた紙を配りに来たので、それを見てすぐに入力を済ませました。ほんの10分ほどで終了。 セキュリティの問題もあるでしょうが、内容はそれほど大したものでもないので無理して取りに来る人もいないのかもしれませ…

「凌ぎの手筋186」金子タカシ著 塚田泰明監修

読書なんて言えるような本ではないのですが、このような本もあるということは知られていないかもしれないと思い書いてみます。 これは将棋の「手筋」の本です。手筋(てすじ)とは部分的に覚えておくとよいやり方といった意味の言葉で、将棋の戦法には大きく…

”賀茂川耕助のブログを読んで”No.1123 モノのインターネット

今回の記事は「モノのインターネット」いろいろな装置をネットにつなげ遠隔操作をしたりデータを自動収集したりという利点はありますが、危険性も大きいという話です。 No. 1123 モノのインターネット | 耕助のブログ 以前にもネット接続の自動車をハッカー…

機能性食品表示問題でさらに指摘

本ブログの9月5日の欄でも紹介したように、FOOCOM.NETの松永和紀編集長がリコム社の「蹴脂粒」の機能性食品表示届出に関して消費者庁を批判していますが、さらに続けて記事を書かれています。 蹴脂粒問題、消費者庁の安全性評価を不十分と考える理由 | FOO…

なぜ「右傾化」しているのか

上智大学の中野教授の書かれた「右傾化する日本政治」という本を読みましたが、事実のみの並べられたものながら、非常に正確に書かれていると感じ、参考になりました。 ただし、「なぜ政治ばかりが先行して右傾化しているように見えるのか」と言う点ははっき…

鬼怒川堤防決壊

今回の関東から東北にかけての大雨ではあちこちで河川の増水により被害が出ています。 特に茨城県常総市での鬼怒川堤防の決壊では多くの犠牲者も出ているようです。 このところ集中豪雨の被害が多いとは感じていますが、やはり山間部などのがけ崩れによるも…

「右傾化する日本政治」中野晃一著

上智大学教授で比較政治学が専門の著者が今年の6月に執筆し7月に出版したばかりという新物の本ですので、現在国会で審議中の安保法制に関しても記述されており、非常に臨場感の強いものになっています。 田舎の市立図書館でほとんどの蔵書は古いものばかりな…

行ったことのある都道府県 長崎県

長崎も九州の中では現住所の熊本からは行きづらいところで、縁遠い方です。 観光旅行で行ったというのは、子供の頃に福岡在住の時に親に連れられて行ったことがある程度で、その際には市内は一通り回ったように思います。昭和30年代だったのでまだ原爆被害か…

「ヒトの遺伝」中込弥男著

遺伝子の解析はますます盛んになる一方ですが、本書は20年ほど前に書かれたもので、人間の遺伝に関する様々なものを新書として分かりやすく書かれています。 著者は性染色体の遺伝解析ということを専門にされていた当時順天堂大学客員教授の中込さんです。 …

「生物兵器と化学兵器」井上尚英著

著者は九州大学医学部の名誉教授で、神経内科が専門のために在職中には炭鉱事故の一酸化炭素中毒患者やスモン病患者、水俣病などの患者も診察していたために、産業での中毒事故にも研究を進めたそうです。 そのために化学兵器としての化学薬品の研究もされ、…

「裏切る政治 なぜ消費増税TPP参加は簡単に決められてしまうのか」小林興起著

政治が裏切るということを、著者は投票した有権者が賛成しないはずの政策を時の首相の一存で簡単に実行してしまうことの表現に用いています。 というのも、著者は小泉内閣が郵政民営化を推し進めた際に自民党議員でありながら反対票を投じ、その直後の”郵政…