新型コロナウイルス感染者は、検査で2回連続で陰性となれば治癒したとして退院することになっていますが、このような手続きを経た人でその後再び発症し、検査で陽性となる「再感染または再燃」例が31も出ているそうです。
www.asahi.com感染者2人の事例が書かれていますが、感染後入院し症状がなくなってから検査で2回陰性となり、退院した後10日ほどして再検査したところ陽性になったというものです。
国内の感染者数は5月8日までに16000人ほどですが、そのうち退院者は6500人、その中で31人が再度感染していることが分かったということは、かなりの確率ということができます。
記事中にもあるように、このような事態が起きる原因にはいくつかの可能性があります。
一つは、体内にウイルスが残っているにもかかわらず、検査では検出できなくなり、それがその後再び増殖する「再燃」
もう一つは完全に体内からウイルスが排除されたのに再び外から感染する「再感染」です。
いずれも、このウイルスに対する抗体が作られても十分には働いていないことが考えられます。
もしもこれが真実であれば、現在の検査体制、隔離条件の基準、退院基準、そして集団免疫で耐性獲得と言ったシナリオがかなり狂ってしまうということにもなり兼ねません。
ウイルスが完全には排除されず残ってしまう「持続感染」というものは、SARSでは起きていないということですが、同じようなコロナウイルスであってもそういった性質がこの新型でも同様であるとは言えないようです。
ただし、記事中で紹介されている専門家の意見としても、これが常に見られる現象とも言えず過剰に反応することもできないということが言われています。
このウイルスが無症状と重篤化の両方見られる理由も良く分っていないようですので、まだ何が出てくるか分からないというところでしょうか。
検査で陰性と確認された後に再び陽性になった事例は、国内では2月末に大阪府で初めて報告された。厚生労働省は3月、再陽性が「まれな事例」として確認されているとし、退院後も4週間は健康状態を確認するよう注意を求めた。
こうした例は各地で相次いでいる。朝日新聞が過去の報道などをもとに再陽性の事例を調べると、5月6日までに少なくとも20~90代の計31人で再陽性が確認された。退院してから症状が出たのが28人。ほか3人は症状はなかったが、再度の検査で陽性と判明した。
経過がわかった24人を調べると、退院してから症状が出るまでの期間は1~31日で平均9・1日だった。
検査で陰性と確認された後に再び陽性になった事例は、国内では2月末に大阪府で初めて報告された。厚生労働省は3月、再陽性が「まれな事例」として確認されているとし、退院後も4週間は健康状態を確認するよう注意を求めた。
こうした例は各地で相次いでいる。朝日新聞が過去の報道などをもとに再陽性の事例を調べると、5月6日までに少なくとも20~90代の計31人で再陽性が確認された。退院してから症状が出たのが28人。ほか3人は症状はなかったが、再度の検査で陽性と判明した。
経過がわかった24人を調べると、退院してから症状が出るまでの期間は1~31日で平均9・1日だった。
検査で陰性と確認された後に再び陽性になった事例は、国内では2月末に大阪府で初めて報告された。厚生労働省は3月、再陽性が「まれな事例」として確認されているとし、退院後も4週間は健康状態を確認するよう注意を求めた。
こうした例は各地で相次いでいる。朝日新聞が過去の報道などをもとに再陽性の事例を調べると、5月6日までに少なくとも20~90代の計31人で再陽性が確認された。退院してから症状が出たのが28人。ほか3人は症状はなかったが、再度の検査で陽性と判明した。
経過がわかった24人を調べると、退院してから症状が出るまでの期間は1~31日で平均9・1日だった。
検査で陰性と確認された後に再び陽性になった事例は、国内では2月末に大阪府で初めて報告された。厚生労働省は3月、再陽性が「まれな事例」として確認されているとし、退院後も4週間は健康状態を確認するよう注意を求めた。
こうした例は各地で相次いでいる。朝日新聞が過去の報道などをもとに再陽性の事例を調べると、5月6日までに少なくとも20~90代の計31人で再陽性が確認された。退院してから症状が出たのが28人。ほか3人は症状はなかったが、再度の検査で陽性と判明した。
経過がわかった24人を調べると、退院してから症状が出るまでの期間は1~31日で平均9・1日だった。