爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「東京オリンピックを完全な形で開催」とは「延期を示唆」している?

安倍総理の記者会見(というか独演会)で、東京オリンピックは「完全な形で開催する」と二度繰り返したことに対し、私は「まだ嘘をつこうとしている」と感じましたが、これは「延期を示唆している」という見方をする人がいました。

www.zakzak.co.jp安倍総理はその前にトランプと電話会談、さらにG7首脳ともテレビ電話で会談を行っており、「完全な形で実施」という点について了承されたとしています。

 

ただし、「時期」についてはまったく語っていないのも間違いない。

 

つまり、「いつになるか分からないが”完全な形で開催”」つまり延期を了承されたと言っているということです。

 

どうも、ああいった婉曲話法には慣れることができませんが、確かに「予定通りの時期に完全な形で開催」とは言っていません。

時期の言及がなければ、延期しても良いということでしょう。

ただし、参加国の減少とか無観客試合といった「不完全な形」にはしないということは明言した。

つまり、「延期して開催」ということなのだということです。

 

首相インタビューの最後に、呼び止められて再びこのセリフを繰り返したという、首相の行動も、この言葉に込められた意味を強調したいということなのでしょうか。

 

まあ、「中止」よりは「延期」の方がまだましということでしょうが、1年延期にしても相当な困難が待っているようです。

やはり「やるんじゃなかった」ということになりそうです。