「賀茂川耕助のブログ」で、スイスにあるIT企業がCIAなどのために暗号解読をしていたという疑惑が紹介されました。
kamogawakosuke.infoその企業は実質的にCIAやドイツ連邦情報局(BND)が所有していたもので、日本を含む海外政府の暗号化された通信などを解析していたということです。
詳細な経緯も明らかにされており、CIAとBNDが共同で活動していたものの1990年代にはBNDは手を引き、その後はCIAが単独で運営していたものの、2018年には活動を終えたようです。
まあ、そこまではよくあるような話なのですが、その先が興味深い。
アメリカは中国のファーウェイが通信機器に盗聴装置を仕込んで他国に売却するという疑惑を持ったために各国の装置からファーウェイを排除しようとしたのですが、「それは自分たちがやってきたことを中国もやろうとしているのではと疑ったため」だということです。
手口は十分に承知しているため、ファーウェイを通じて中国政府がやろうとしているということも熟知しているということなのでしょう。
中国がやろうとしていることは、すでにアメリカが繰り返し行っていることです。
その危険性を考えたうえで情報通信の体制を考えていく必要があるということでしょう。