爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

田中宇さんの「国際ニュース解説」より、「長期化するウイルス危機」

「ここ1-2週間が山」と言われて学校休校が強行されたのですが、実際は山の麓に過ぎなかったようで感染者検出はますます増加、地域も広がりを見せほぼ全国から発生しています。

 

田中宇さんの「国際ニュース解説」でも新型ウイルスによる危機は何度も触れられていますが、今回の「長期化するウイルス危機」ではさらに悲観的な観測が語られています。

tanakanews.com

冒頭にあるように、「ウイルス危機がこれから何年も続き、巨大な金融崩壊が発生するという前提ですべてのことを考えていった方が良い」と非常に厳しい見方から始まります。

 

一部には3月中には山を越えるなどという観測もありましたが、どうやらまったく収束の方向性はなく、さらに全世界に広がる危険性も考えられます。

 

日中韓の相互の入国制限も、日本の独断で決められたことではなく、流行長期化に備えるために各国間で了解されたことだという推察が示されています。

3月6日、日本政府が中国と韓国からの入国者を2週間隔離する政策を打ち出し、韓国も対抗措置を行った。この入国制限も、事態が長引くと日本政府が予測していることを示している。間もなく終息するなら、今から入国制限をする必要などない。安倍政権は、中韓からの入国制限を国内の専門家会議に諮らずに決めた。ウイルスの脅威が増したから入国制限したのでない。脅威増加の対策だったら専門家会議に諮るはずだ。これはおそらく日本の一存で決めたことでなく、日中韓で秘密裏に話し合って決めた共同体としての決定だ。韓国の怒りは演技だ。中国は沈黙している。

ここまではちょっと想像が過ぎるのではと感じますが。

 

今後さらに感染拡大が続けば、日中韓だけでなく世界的に経済活動が停滞し、大不況に陥るのも間違いないでしょう。

世界の経済成長率がマイナス20%といった数字になり、株価を下支えしてきた各国の買い支えも不可能になります。

巨大な金融崩壊も起こるかもしれないという観測です。

 

そのような事態に至るかどうか、オリンピックがどうなるかなど、些細な問題のようです。