IOCも東京オリンピック開催については全力を尽くすと発表、今のところ中止も延期も全く考えていないと言明しました。
www.yomiuri.co.jp何に「全力を尽くすのか」はよく分かりませんが、感染対策をやるわけではないでしょう。
あるテレビ番組を見ていたら気になることを言っていました。
(どこで誰が言っていたか忘れました、まあ似たようなことは誰でも言いそうですので良いでしょう)
つまり、日本での新型肺炎流行はあと数か月で下火となるかもしれないが、国外ではこれから流行する可能性があり、その場合日本への入国を認めるかどうかが大問題となる、ということです。
流行の引き金となった中国でようやく新規感染者が減る傾向を見せ、また日本と韓国は国を挙げての対策が行われ徐々に沈静化するかもしれませんが、これらの国はそれでも医療体制が比較的揃っており、さらに経済力もある程度あって資金投入の余力もあるということです。
ところが、これから中近東、中南米、そしてアフリカなどに感染が侵入していけば東アジアの各国のような対処はできないかもしれません。
それらの地域での流行があと数か月後に始まれば、かなり難しい状況になるでしょう。
すでに「無観客試合で開催」などという声も出ていますが、観客が感染者であればそれをすべて入国拒否すればよいかもしれませんが、選手役員が感染していたらどうしようもありません。
まあ、これで中止になっても日本政府の責任ではないでしょうが、やはり大きな痛手を蒙るのは確かでしょう。
3月5日追記
IOCの会見で重要なことを言っているのに気が付きました。
中止の検討をしない理由として「WHO(世界保健機構)がパンデミック(世界的大流行)であると認めていない」ことを挙げています。
ということは、「もしもWHOがパンデミックだと認定すれば」中止があり得るということを言っているに等しいわけです。
そのうちに「苦渋の決断として」中止と言い出す姿が目に見えるようです。