厳しい寒波もようやく峠を越し少し暖かくなったので散歩に出ましたが、ダウンジャケットを着ていったら帰りには少し汗をかきました。
さて、横断歩道で歩行者が横断しようとしていたら車は停車して渡らせなければならないということは道路交通法で決まっています。
今日の散歩中にはさいわいそのような場面には遭遇しなかったものの、いろいろと危険な思いはこれまでにも何度もしています。
道路交通法第３８条
（横断歩道等における歩行者等の優先）
第三十八条 車両等は、横断歩道又は自転車横断帯（以下この条において「横断歩道等」という）に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車（以下この条において「歩行者等」という）がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前（道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ）で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。
しかし、誰でもよく知っている通り、これを守っているドライバーはほとんどいません。
海外の旅行者も増えてきたなかで、これでは危険極まりないとしてJAFを中心にキャンペーンが行われ、警察も同調してきたせいか、停車率全国最下位に近いこちらの熊本のド田舎でもボツボツと止まる車が増えてきました。
ところが、停車した車を追い越していくという大馬鹿ドライバーが後を絶たないようです。
つい先日も東京で横断歩道で歩行者がいたためにバスが停止したところ、追い越してきたバイクが歩行者をはねたという事故があり、バスのドライブレコーダーにその一部始終が記録されていたためにニュースで何回も流されました。
さいわい、歩行者の女性も軽傷で済みましたがバイク運転手はそのまま逃走しました。
こいつは捕まったのでしょうか。
他にも今はドライブレコーダーの普及率も上がったために、停止した車を何台もの車が高速で追い抜いていくというショッキングな映像が何度も流れています。
このような無法を許していたらとてもじゃないけど歩行者の安全は守れません。
こういうことをする連中にはそもそも順法意識というものが最初から欠如しています。
道交法を手直しし、これで事故を起こしたら運転免許永久剥奪も必要です。
事故がないとしてもその行為を行っただけでも長期間の免許剥奪に値します。
何よりもまず検挙し、法の裁きを行い、それを大々的に公表することでしょう。
警察も、どうでもいいような取り締まりなどに人数をかけるよりよほど防止効果は大きいはずです。
証拠がなかなか集まらないという点がネックだったのでしょうが、車に取り付けられたドライブレコーダーの証拠採用を大胆に認めればいくらでも立証できるはずです。
実際に、横断歩道で停止するドライバーは交通安全意識も強いはずですから、映像提供にも協力は惜しまないでしょう。
せっかく止まろうというドライバーが増えつつある今こそ、この動きに水を差すような行為は厳しく取り締まるべきです。
