爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

明治がアイスクリームに賞味期限設定、こういう「消費者の声」が食品廃棄を増やす。

明治が自社製品のアイスクリームに24ヶ月の賞味期限を設定するそうです。

www.nikkei.comアイスクリーム類はその保存温度を守りさえすれば品質劣化は避けられるということで、賞味期限は設けなくても良かったのですが、「消費者からの問い合わせが多い」ということで設定することにしたとか。

 

消費者の不安に応えると言えばカッコよく聞こえますが、正当な説明責任を放棄し消費者に迎合しているだけといえばその姿勢も良いばかりではないということは分かるでしょう。

 

記事内にも書いてありますが、これで賞味期限間近という理由で廃棄される商品が出てくるのは確かであり、食品の廃棄をできるだけ防ぐという昨今の方向とは逆行することになります。

 

それにしても「消費者の声」に弱いのは企業の宿命でしょうか。

無言の大多数の消費者の意向は考えず、文句を言ってくるごく一部の者の意見に迎合しているだけのように見えます。