国会が開会、最初に首相の施政方針演説が行われました。
今国会でも野党側は桜問題や閣僚辞任などを追求するようですが、それにどれほど効果があるのか、疑問を持たざるを得ません。
つい先日読んだ本で、橘玲さんの「朝日ぎらい」というものがありましたが、これは衝撃的な内容でした。
日本の「リベラル」というものは、昔から世界標準とは大差がありこれこそ「ガラパゴス」と言うべきものだったのですが、それがさらに硬化し変質してきたとしており、実質的にリベラル政策というものは安倍内閣の方がよほど数多く打ち出しているという指摘です。
確かにそうだと気付かされてしまい、これはエライことだと考えました。
私も若い頃からリベラルそのもののつもりで居て、世の保守派という連中を批判し続けて(心のなかで)来ましたが、実際はもう守旧派に属していたのかもしれないということです。
これでは、安倍内閣支持率が若年層で高いと言った事実を「若くて物を知らない連中が盲信しているだけだ」と簡単に片付けるわけには行きません。
見た目には「改革」しかしその基盤には「大企業富裕層重視」があるというのが安倍内閣の現実であるということを、しっかりと指摘していかなければ、「リベラル好きの若者」たちを説得していくことはできません。
嘘だらけの経済政策アベノミクスで支持を取り付け、大企業に利益供与するだけの政策をあたかも多くの人々のためにするかのように見せかけ、アメリカの無理強いを飲むだけの「外交上手」でしかなく、さらに自分や身内はとんでもなく不潔な政権であるということで、細かい政策の批判など必要ないと思っていましたが、どうやらそれでは済まないということでしょう。
ちょっと本腰を入れて政権の施策の疑問点を取り上げていきましょうか。