爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

成人の日と成人式を考える

今日は1月15日、かつては「成人の日」で祭日、この日に成人式が行われることが多かった日です。

しかし、あの「ハッピーマンデー制度」とやらで成人の日が移されてしまい、平日となってしまいました。

どうもあの制度以来月曜に移動した祭日は有難味が薄れてしまったようです。

 

それはさておき、

1月13日の、今の成人の日に、「18歳、20歳どっちで成人式をやるのか」について書きました。

成人式は20歳で、?そのままにしておくのか。 - 爽風上々のブログ

 

その前後に報道されたニュースでも、一部でこの話題について触れられたものもありました。

しかし、ほとんどの自治体ではまだ検討中、決まっているところはわずかですが、やはり「20歳で実施」というところが多いようです。

 

その理由としてあげられているのが、「18歳の1月は受験や就職で忙しい」というのが一番多かったようです。

 

上記にも書きましたが、なぜ1月にやらなければならないと固定観念ができているのでしょうか。

 

と言ったわけで、「成人の日」について調べてみました。

なんちゃって、単にウィキペディアで見ただけですが。

成人の日 - Wikipedia

 

「成人の日」は1948年公布施行の祝日法国民の祝日に関わる法律)によって決められました。

ただし、その際に考慮されたのは「この日が小正月であり、かつてはこの日に元服の儀式が行われていた」と言う根拠だけであり、極めてあやふやな理由と言わざるを得ません。

 

本当に元服小正月に行われたのか。

「年が明けた最初の満月の日に行われた」という説明も見られます。

旧暦で言えば1月15日が満月であり、それは正しいのですが、新暦になった時点でこの意味は失われました。

toyokeizai.net

どうやら、どこかに「成人の日」を作りたいという事情が先にあり、その中で一部に見られた「小正月元服」という風習を見つけてこれ幸いと決めてしまっただけのようです。

 

その程度の根拠の「成人の日」、しかもハッピーマンデーで移動してしまった日付などどうでも良いように思いますが。

 

民法で「18歳成年」と言う規定ができれば、「20歳」という年齢には何の意味も無くなります。

いつまでもそれにこだわり、20歳成人式を実施する方が違和感を覚えると言うことになりそうです。