来年度より導入予定の大学入試共通テストでの、国語と数学での記述式問題の導入を断念したということです。
この前まで高校生の勉強指導をしていたのですが、この問題についてはあまり詳しくは考えていませんでした。
この「大学入試改革」というものは2015年に決定され、2021年から実施予定だそうです。
その解説は以下の河合塾の説明にあります。
まあ、これまでのような選択式のマークシートテストというのは、効率は良いでしょうが中身は問題であるという認識はまともかもしれませんが、それを民間の英語テスト利用とか、国数の記述式問題(それを民間企業に採点外注)でやろうというのは認識不足だったのでしょう。
陰口で言われていますが、当時の文科大臣だった下村なんとやらの思いつきで現大臣の萩生田が尻拭いをさせられたと言うことも言われています。
同じ穴のムジナでしょうからそれは仕方ないでしょう。
それにしても、実施が迫ってからの問題提起というのは、やらないよりはマシでしょうがなぜ話が出た時に問題点を話し合うということができないのでしょうか。
それを指摘する側(専門家とそれを取り上げるべきジャーナリズム)の力が弱すぎるということと、実施する側(政府)の傲慢さなのでしょう。
影響を受けるのは当事者の生徒たちです。
どんな共通テストをやるつもりでしょう。センター試験のままで良いのでは。