爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

給食の全メニューからアレルゲン除去 事故防止のためだろうが少し引っかかる

NHKのニュースを見ていたら、大阪で市内の学校給食のメニューすべてから7つのアレルゲンを無くしたということが報じられていました。

引用する記事はそのNHK報道内容ではありませんが、同じものを朝日新聞が報じたものです。

www.asahi.com箕面市では小中学校の給食から卵、乳、小麦などの7つのアレルギー減を使わないようにしたとか。

これは、「アレルギーを持つ児童」のためだけでなく、生徒全員が食べるメニューについてのことです。

 

理由としては、これまではアレルギー症状のある児童に対して特別な除去食を準備していたものの、誤食の事故が絶えず、年間10例ほどは起きていたそうです。

そして、東京で誤食したために死亡した児童が出たという事故を機に、全メニューから7アレルギー源追放を決めたとか。

 

まあ、切実な状況であり事故を防ぐには必要な策と言うことなんでしょうが。

 

何か引っかかりますね。

卵も乳も重要な食材ですが、それを危険性があるから止めますで済むんでしょうか。

 

除去食を間違えないような対策を、何らかの機器を使って確実にするほうが取るべき道のように感じます。

 

番組でも、児童の好きなカレーを作るのに牛乳などを使わずにカルシウムを足すためにヒジキや小松菜を入れると言った策を取っているという話が出ていましたが、かなり無理をしているのでは。

栄養素の量だけ合わせれば良いというものでもないようにも思いますが。