爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

人気芸人の脱税事件に批判続々。超大企業の節税には気が付かないの。

人気芸人の徳井某が、税金の申告不正や申告漏れがあったとして、追徴課税を受けたという報道に対し、各テレビ番組のコメンテータとやらの連中や、芸人仲間などから厳しい批判が相次いでいます。

blogos.comもちろん、この事例は本人の考えられないほどの杜撰さと認識の甘さが明らかであり、まったく擁護の余地もないものです。

 

しかし、そういった個人の不正行為などあざ笑うかのような企業の納税状況については、人々の怒りが向かないのはなぜなのでしょう。

単に知らないだけなのか、会社だから仕方ないとあきらめなのか。

 

現在の法人税率は23.2%ということです。

下の記事に書かれていますが、国際的に日本の法人税が高く、これでは企業が海外移転していまうという論拠で、税率はどんどんと下げられていきました。

www.mag2.comしかし、すでに世界的にもかなり低い税率となっているようです。

しかも、それすらまともに納税していないという話は多くの企業について語られています。

どこまでが真実かわかりませんが、あのソフトバンクすらほとんど税金を払っていないという話も出ています。

kaikeipro.com巨大企業になるとグループ企業の構造を悪用し、収益を隠して納税を逃れるなどということは日常茶飯事といわれています。

 

アベノミクスのカラクリで、企業が空前の利益を上げているということは明らかですが、それに対する課税がまともに行われていないのが現状のようです。

 

徳井とやらに非難を浴びせている人々は、このような事実は知らないのでしょうか。