爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

若者の温暖化対策を求める声

温暖化対策の促進を求める若者たちの動きが活発になっています。

www.bbc.com国連気候行動サミットとやらが開かれる前に、若者の抗議活動などが世界各国で行われているということですが。

 

ヨーロッパではこの夏は非常に気温が高かったようで、それがさらに危機感を強めているのでしょうが、日本では例年と比べて高温の日が少なかったからでしょうか、あまり盛り上がりがないように感じます。

 

さて、彼らは焦りを隠さずに対策を急げと言っていますが、その対策とはなんでしょう。

二酸化炭素排出を0にするというのが究極の目的なのかもしれませんが、今のような風力、太陽光発電推進で二酸化炭素排出がなくせるはずはありません。

装置の製造設置、維持、さらには廃棄に至るまで、その過程でも必ずエネルギー消費と二酸化炭素発生は避けられないのですが、その量が非常に多いということは考えられていないようです。

 

さらに、たとえ今からすぐに二酸化炭素排出を止めたとしても、それで二酸化炭素温暖化がすぐに止まるとは言えません。

(今の温暖化が二酸化炭素濃度上昇によることすら証明されていませんが、さらに気候変動が温暖化によるかどうかも不確定です)

 

私がここで何度も繰り返し述べていますが、「なぜ、気候変動と温暖化と化石燃料使用停止をすべて組にして語らなければならないか」は不自然なままです。

化石燃料を、我々の世代だけで使い果たすのは後の世代に対する倫理的な冒涜です。

だから、使用を極端に制限する。

代替エネルギーがあろうとなかろうと、そうすべきだからそうすべき。

こんなスッキリした理論をなぜ採用しないのか。

なお、今のような気候変動は温暖化だけで説明できるはずはありません。

二酸化炭素排出を増やそうが減らそうが当分は激しい気候変動が続くでしょう。