爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

現代ビジネスに、佐藤優さんが日韓問題に北朝鮮を絡めて書いています

あの有名な佐藤優さんが、日韓問題は北朝鮮問題でもあるとして今後の大問題を書いています。

gendai.ismedia.jp

日韓だけに限れば現在の状況は、総理が長い間練ったらしい戦略が実を結び?優勢に進めているようですが、この先はどうなるか。

 

トランプはどうしても北朝鮮は国交正常化に持っていく。

そうなると日本も北朝鮮と国交回復をしなければならない。

そこで大変なことになるのが北朝鮮に対する賠償です。

 

韓国相手には1965年に話を付けており、それが現在の徴用工や慰安婦問題にも大きな影を落としているのですが、北朝鮮とはまったく片付いていません。

植民地化や戦争の賠償は、他の国とは戦後すぐのまだ日本がボロボロの時代に話を付けているので、その金額も微々たるものでした。

韓国とは1965年ということで日本もだいぶ回復していた時点ではありますが、それでも現在の基準から見れば相当安い金額だったと言えるでしょう。

しかし、上記記事で佐藤さんも言っているように、これから北朝鮮との賠償交渉をしたら兆の桁まで行ってしまうかもしれない。

それでもアメリカが国交回復をするなら日本もどうしてもしなければならないでしょう。

 

 

ただし、これも佐藤さんの指摘にあるように、その賠償の多くはタイド(紐付き)にできるでしょうから、北朝鮮国内に日本の会社が建設を進めるという形で落ち着けば、日本の公共事業を北朝鮮に所を変えてやるだけなのかもしれません。

 

その場合、日韓の方もそのままというわけには行かないでしょう。

やはり、相当な変革が押し寄せてきそうです。