6月30日に開かれてネット中継された各党党首の討論会で、「夫婦別姓」について聞かれた安倍首相が、「夫婦別姓などどうてもよい、経済成長」と言わんばかりの返答で、批判を集めています。
そのやり取りを再現すると、
立憲民主党の枝野幸男代表(55)は「女性の社会参画を妨害している大きな要因は、日本が結婚したら同じ氏を名乗ることを強制されていること」「選択的夫婦別姓は女性の社会参画のために不可欠」と主張。首相の見解を求めた。
すると安倍首相は、選択的夫婦別姓の是非については答えず「いわば夫婦別姓の問題ではなくて、しっかりと経済を成長させ、みんなが活躍できる社会を作っていくことではないか」と述べた。
これではさすがに回答になっていないと考えた司会の夏野剛氏が重ねて念を押すと、
すると安倍首相は「いわば経済成長とは関わりがないというふうに考えています」と、またも明言を避けた。
もはや、「経済成長」以外はまったく頭にないということしか分かりません。
引用した「女性自身」誌の記事でも「もはや支離滅裂」と評しています。
「経済成長」だけを話していれば、一定の支持者は離れないから大丈夫と言わんばかりの態度です。
このような恥知らずの政権を支えているのも、見え透いた夢を見させるだけの政策に誤魔化されている有権者の責任なのでしょう。
(なお、それならどこに投票するかという話については、野党の公約批判をそのうちに掲載します)