久しぶりに賀茂川さんのブログから、「若年層の貧困化」
kamogawakosuke.info南ヨーロッパでは若年層の失業率が高いという話は、かなり昔からありましたが、どうやらアメリカや日本でも深刻化しているようです。
賀茂川さんが取り上げているのは、アメリカでの若年層の貧困化のために、車の購入が減っているということ。
完全な車社会のアメリカで、車を買えないために苦肉の策でカーシェアリングが増えているとか。
アメリカでは学資ローンという大学へ行くための借金が膨大のようで、その負債総額は100兆円以上、自動車ローンやクレジットカード負債総額を上回るようです。
大学を卒業して職を得たとしても、高額な収入を得られる職はほとんど無く、わずかな収入からローン返済をしていれば車を買う余裕もないとか。
日本の奨学金返済状況とも似ているようです。
日本でも若年層の雇用状況は苦しくなるばかり。
非正規雇用が増大するばかりで、その平均給与は年間175万円とか。
これでは車を買うどころか、結婚もできません。
賀茂川さんは、最後を「高齢化、雇用、貧困、そして失われた30年の問題に取り組むためにも大きな社会体制の変革が必要だ。」と結んでいます。
しかし、それは分かっていても具体的にどのような変革が必要か、その道筋を示せる人はいません。
野党もそれが分かっていれば今のようなウソだらけの安倍政権など簡単にひっくり返すことができるのでしょうが、誰にも分からないのでしょう。
かくして、安倍内閣の支持率は微動だにせず、最終的な崩壊が迫ってくるわけです。