爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

新元号の考案者?中西進氏が、「万葉集の記述と中国原典は違う」と強弁

自分では否定しているようですが、新元号考案者と見られている中西進氏が、「万葉集での”令月”は中国とは違う」と言っているようです。

 

news.livedoor.com

おそらくは、万葉集の序文に書かれているものは、中国に出典があるという指摘が相次いだことに対して反論したいという思いがあるのでしょう。

 

上記の記事にはそこの部分は含まれていませんが、テレビニュースなどを見ると次のように語ったそうです。

万葉集序文では、”初春の令月”とあるが、中国では令月は2月のものとされており、それを正月としたのは日本だけである」

つまり、この部分は万葉集独自の表現であるということを言いたいのでしょう。

 

とはいえ、「初春令月」と言うところはそうであっても、「令」の字だけを取り出して、次の「和」と組み合わせた時点でそういった状況は薄れてしまいます。

 

万葉集研究の第一人者だと紹介されていましたが、だからこそ一般人には分かりにくい理屈をこねくり回すという、落とし穴に落ちてしまったのでしょう。

 

その「スベリプロ」に引っかかった安倍の浅知恵が目立ちます。