熊本地震の前震と呼ばれているものの発生から4月14日で3年になります。
16日の本震の方が強かったのですが、益城町で震度7になったのは両方共でした。
前震のあと、本震が起きるまでは他の地震よりは余震が多いようだとは思いましたが、あれほど大変な地震であるとは思いませんでした。
しかし、本震以降は余震も大きいものが次々と起こり、気が休まる時がありませんでした。
しかしもう3年、関西に住む娘が出産したのが地震のすぐ後でしたが、その初孫がもう3歳に近くなり、色々なことを話しながら走り回っています。
その孫の顔を見に、5月上旬に運行再開して直後の九州新幹線に乗って行ったのも思い出です。
通常なら10分たらずで走り抜ける新八代から熊本までの間を徐行運転をするために30分以上かけて走りました。
まだ運行本数も少なく予約もできなかったので、立ったままゆっくりと走る新幹線の車両と、その車窓から見える熊本市近郊の被災状況に息を呑む思いでした。
3年経ってもまだ復興が進まないという話がよく出ますが、東日本大震災もまだまだですので、仕方ないことかもしれません。
それでも、JR豊肥線の大津から阿蘇の間の被災路線が来年度中には回復する見込みになったそうです。
阿蘇に抜ける国道の工事も進んでおり、交通の方は徐々に復興するのでしょう。
そうこうしている間に「次の被災地」がどこかに生まれそうな気もしてきました。
日本という場所はそういった自然災害にはいつかは襲われるというところなのでしょう。
我が家で購読している地元紙「熊本日日新聞」では熊本地震3年の特集記事が別冊で付いていました。
それによれば、今回の地震を引き起こした布田川断層では歪がほぼ解放されたものの、そこから南へ伸びる日奈久断層側ではほとんど解放されないままだそうです。
さらに、これまでの地震の記録を歴史にたどると、熊本付近では大きな地震が短い間に何度も来ることが多かったとか。
まだまだ、地震の危険性は残っているようです。