爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「地球温暖化の防止のために、できることから一つずつ」って、かなり嫌いなセリフ

たまたま散歩を兼ねてスーパーに買い物に出かけたのですが、そこの館内アナウンスで流れていたのがこのセリフでした。

地球温暖化防止のために、できることから一つずつ」その続きは聞きませんでしたが、多分マイバッグの使用を勧めるのでしょう。

 

なぜこのセリフを嫌うのか。

あまりにも偽善的な臭いに満ち満ちているからです。

 

今朝の記事にも書いたとおり、温暖化が二酸化炭素濃度の上昇だけが原因とは考えていませんが、もしもそうであったら、とてもじゃないけれど「できることから一つずつ」などでは足りるはずもありません。

 

「できそうもないことを大量に」やらなければ間に合いません。

自動車の私有を禁止し個人的な使用はできなくなるとか、プラスチックの使用は禁止とか、社会の構造自体を変えなければならないほどの処置が必要です。

 

それを、「できること」とやらでマイバッグを使ってレジ袋の削減をするだけ。

これで「なんか、環境に良いことをしたみたい」とつぶやいて、駐車場からマイカーに乗って帰宅する主婦の姿が目に見えるようです。

 

このような、雰囲気だけの温暖化防止を排除し、実質的な活動に進むかどうかを問うところから始めなければ。