毎日のようにニュースには登場しますが、よく分かっていなかったイギリスのEU離脱問題について、自分の考えを整理するためにも少し調べ直してみました。
ja.wikipedia.org元々、イギリスがEUの前身のEC(欧州共同体)に加盟したのは少し遅れた1973年だったのですが、その当時から左派を中心に加盟反対の声が上がっていました。
さらに、サッチャー首相時代からは右派にも離脱の動きが強まったようです。
1990年代になり、EU離脱を求める国民投票党(その後すぐに解散)とイギリス独立党が結成され活動を活発にします。
そして、2016年になり当時のキャメロン首相に対して国民投票実施を求め、首相もその年の6月に投票を実施することを決定します。
中東やアフリカからの難民、移民の流入に拒絶感が強くなったことも追い風となり、2016年6月23日に実施された国民投票でEU離脱が決定されました。
離脱反対派であったキャメロン首相はそれを受け辞任。保守党の党首はテリーザ・メイになり、メイ首相が離脱交渉を進めることになります。
メイ自身は離脱には慎重だったようですが、首相としての責務を果たすためにEUとの離脱交渉にあたることになります。
離脱の日時は2019年3月29日と設定されました。
離脱条件の交渉がイギリス政府とEUとの間で進められましたが、条件案ができてもイギリス国会で否決されるということが続いています。
このまま行けば、離脱条件の合意なしの離脱になる危険性もあると考えられています。
イギリス政府からの要請を受け、EUも離脱日時の延期を認めました。
数十日の先延ばしになったようです。
混乱が続く中、懐かしい名前も出てきました。
www.jiji.comユリ・ゲラーさんが超能力でEU離脱を止めてみせると語ったそうです。
日本のイギリス進出企業が逃げ出すということも起きているようです。
どういう結末を迎えるのでしょうか。