米朝首脳会談が不調に終わったことについて、賀茂川さんの見解です。
トランプは北朝鮮側が制裁の全面解除を求めたと語っていましたが、実は北朝鮮は民生部門だけの解除を先に求め、全面解除は非核化の後でも良いと言っていたようです。
トランプはわざと交渉経過を曲げて発表し、交渉を潰したようにも見えます。
北朝鮮に対する制裁ということは繰り返し報道されたので知れ渡っていますが、他にも多くの制裁処置を実施しているということは、賀茂川さんの指摘で改めて確認できました。
ロシア、イラン、ベネズエラといった各国に対するものはまだ知られていますが、なんと国際刑事裁判所(ICC)すら、アメリカ人を起訴するなら制裁すると脅しているとか。
まさに言語道断というのはこういうことを言うのでしょう。
ただし、これらの制裁は必ずしもトランプが大統領になってから始まったものではありません。
共和党、民主党のどちらにおいても、継続して「傲慢なアメリカ」として振る舞ってきたのは以前から同様でしょう。
たまたま、最もひどいのが大統領になって目立ちましたが、これまでも決して「礼儀正しいアメリカ」などではなかったのが事実でしょう。
米朝会談破談は、この話の流れとは若干違うものが入っているように感じます。
アメリカ国内の軍産複合体などが盛り返したのではないかとも考えられますし、他の勢力がトランプに対する影響力を出した可能性もあるのではないでしょうか。
真相はどこに。