ニュースにも流れていますが、トランプ大統領は在外米軍の駐留経費の在留国の負担を引き上げようとしています。
経費全額プラス5割、すなわち150%の支払いを求めるというものです。
これについては、田中宇さんの「国際ニュース解説」にも取り上げられています。
現在の負担率は、実際の駐留経費に対する割合で、日本75-80%、サウジアラビア65%、韓国50%、ドイツ28%となっており、これを150%とするには、日本でも2倍、ドイツなどでは5倍以上となり、おそらく日本以外は拒否するでしょう。
田中さんの説くように、これはアメリカ軍の撤兵ということを実行するために、相手国からの拒絶という形を取るという、トランプの戦略なのでしょう。
アメリカの、「覇権放棄・多極化・世界からの撤兵」ということが何につながるのか。
中国やロシアがアメリカの抜けた穴を埋めようとするのかどうか。
いずれにせよ、安定とは逆の方向に向かうのでしょう。