爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1245 気候変動各国共通の問題

賀茂川耕助さんのブログ、ダボス会議でも気候変動と言うことが話題になったということです。

kamogawakosuke.infoダボス会議と言えば、「世界の1%の富裕層の会議」

グローバル大企業などが会費を出し、政府首脳や大企業代表が集まって好き勝手な話をするというものですが、今年は主要大国の首脳陣は不参加が多かったようです。

外交だけが生きがいの安倍は出席して恥さらしの演説をしてきたようです。

 

そのようなダボス会議でも、今年の焦点は「気候変動」

それについて語るにはもっとも不適な人々が空虚な話をしてきました。

 

ただし、賀茂川さんも無条件に信じ込んでいる、「気候変動」⬅「地球温暖化」⬅「二酸化炭素濃度上昇」⬅「化石燃料燃焼」という道筋が100%であるとするだけの粗雑な理論に基づき、さらにこれを防ぐには化石燃料に代わる「革新的な技術革新」しか策はないという能天気議論であったようです。

 

地球の気象などという複雑な問題を、化石燃料燃焼による二酸化炭素濃度上昇だけに帰するというのもあまりに大雑把な議論ですが、それに対して「革新的な技術革新」しか解決策が見いだせないとする安倍の演説は、「沖縄基地問題を解決するのは辺野古移転しかない」と言う言い方とそっくり瓜二つで、彼の思考能力を表しています。

他に良い方法がいくらでもあるのに。

 

ならば、そのような革新的技術革新に失敗したらどうなるか。

私など、失敗の可能性のほうがはるかに高いと思うのですが、そのような危機感は持ち合わせない方が政治家としては適しているのでしょうか。

こういうのは「玉砕的手法」であると思います。

これしかない、これしかない。もしダメだったら玉砕だ。

 

冗談じゃない。そんな単純思考の人間に国の舵取りを任せているのか。

 

もし、本当に化石燃料の燃焼による二酸化炭素の濃度上昇が気候変動の原因であるなら、明日から燃やすのは止めましょうと言うのが最大最良の方策です。

経済がどうなろうと、社会活動がどうなろうと、本当に気候変動が怖ろしいならばそれしか方策はありません。

(もちろん、私はそのいずれも信じていませんが)

 

そもそも論になりますが、現在の気候変動がそれほど激しいものかどうか、少し調べれば分かると思いますが、これまでにも地球の歴史には大きな気候変動が起きていました。(温暖化など関係なしに)

ほんの数万年前までは北半球の広い範囲は氷河で覆われていましたが、これも「大きな気候変動」ではないでしょうか。

一見、穏やかな気候であったような最近の1万年程度が「異例の穏やかな気候」であったと考える方が妥当だと思います。