爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

政府は全省庁の食堂などでの使い捨てプラスチックを禁止、カッコだけの対策は環境省の体質か?

政府は4月から全省庁の食堂などでの使い捨てプラスチックの使用を禁止するということです。

プラスチックゴミの海洋汚染などを防ぐためということでしょう。

おそらく環境省の小役人の発想なのでしょうが、それで何が防げるのか、カッコだけの対策と言わざるを得ません。

TBSテレビのニュース報道ということです。

news.tbs.co.jp

テレビのニュース記事はすぐにネットから消えてしまいますので、内容も切り取って載せておきます。

4月から全省庁で「使い捨てプラ」原則使用禁止

 プラスチックごみが海洋汚染の一つとして世界的に問題視されているなか、政府は今年4月から全省庁で使い捨てプラスチックを原則、使用禁止にするということです。

 「政府として率先した対応が必要であると思っていて、見直しをしたところであります」(原田義昭 環境相

 

 政府は、今年4月から全省庁で使い捨てプラスチックについて原則、使用禁止にすることを8日、閣議決定をしました。これは、プラスチックごみ削減の一環として行われるもので、食堂で使われるストローやフォークなどの提供や会議などでペットボトルでの飲料の提供をしないということです。

 

 環境省は「国が率先して取り組みを進めた上で今後は民間などにも広げていきたい」としています。

 

いかにも政府らしい、ポーズだけのものです。

ちょっと前には使い捨てのストローやレジ袋だけをやり玉に上げるだけのポーズを取っている企業などがありました。

 

しかし、問題はこういった「使い捨てのプラスチック製品」だけでなく、「プラスチック製品の使用全体」であるのは明らかであり、「プラスチックの捨て方」ではなく「プラスチックの使い方」にあるのは当然です。

blogos.com

食器や包装容器など、洗って再利用するのは大変でコストもかかるから、使い捨てのプラスチックを使おうとする動きがずっと続いているのが元凶でしょう。

 

今も覚えていますが、私が仕事で飲料業に携わるようになった頃、業界雑誌を埋めていた広告が「不便で高価なガラス容器を止めて、ペットボトルを」というものでした。

それがこの事態を招いているというのが事実です。