爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

熊本県八代市でも小売業競争激化

どこでもそうでしょうが、熊本県南部の田舎町、八代市でもスーパーやコンビニ、ディスカウントストアの出店が相次ぎ、小売競争になっています。

 

最近開店したものでは、ドン・キホーテ(本社東京)、ロッキー(本社熊本、熊本県内に25店舗)といったものがあります。

コンビニは相変わらず、出店と閉店が繰り返されています。

 

八代にはかつては県内大手の寿屋や、全国規模のニチイといった店はあったものの、いずれも撤退し、地元の小型スーパーがある程度でした。

 

しかし、15年ほど前にジャスコ(現イオン)とゆめタウン(本社広島)という大型スーパーが出店、一気に過当競争状態になってしまいました。

 

 現在では、上記の大型スーパーのイオン、ゆめタウンに加え、ディスカウントストア系と言われる、スーパーキッド、ロッキー、ドン・キホーテダイレックス、トライアルなど、さらにドラッグストアのコスモス、ドラモリ他が新規出店のものも含めて販売競争を繰り広げています。

 

そこに果敢に立ち向かっているのが、地場資本の小型スーパーですが、魚や肉といった生鮮食品の品揃えに賭けているようで、それなりの集客数はあるようです。

 

ここに来て、ディスカウント各社が生鮮食品や惣菜販売などにも力を入れており、スーパーキッド、ダイレックスは店内調理の体制を整え、新規出店のロッキーも品揃えを充実させようとしているようです。

 

さて、どこがこの戦いに勝つのか、敗れて撤退するのか。

イオンあたりがどうも客の入が良くないようです。

うちの家内などは、毎朝の新聞に挟まれているチラシチェックに忙しく、安い商品を求めてあちこちに出かけているようです。

 

一方で、古くからの個人商店はますます売上を落とし、閉店が相次いでいるようで、かつての中心街の「本町アーケード」はいずこも同じでしょうが、シャッター街となってしまいました。

 

こうなってくると、消費者側も自動車を使っての買い物が不可避となり、運転が厳しくなった高齢者の買い物難民化も激しくなってきます。

家内の伯父伯母も皆その年頃となり、買い物の不自由が顕在化しています。

これを狙って、地元スーパーではバンを改装して巡回販売を始めたところもあります。

ほんの数十年前とはまったく違う街になってしまったようです。