爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

誰もが政治に問題が山積みと感じていても、まったく無風なのはどうすればよいのか。

いつも拝見している”よんばば つれづれ”、愛知県知事選挙が行われ、現職の自公プラス立・国推薦の候補に、共産党推薦候補が挑むというもうはじめから結果が決まったような選挙で、投票率低迷のなかで予測どおりだったということが書かれていました。

yonnbaba.hatenablog.com

最近の他の地域での市長選挙などを見ても、ほとんど同じ状況です。

共産党以外は、野党とは名ばかり、まったく争う姿勢も見られず、選挙は無風。

投票率はどこでも史上最低に近いという状況です。

 

国政では、厚労省の不正統計など政治の信頼を揺るがすような事件が起きていますが、内閣支持率はわずかながらも上昇するという驚くべき世論調査結果が出ています。

政府統計「信頼揺らいだ」75% 内閣支持は拮抗 毎日新聞世論調査 - 毎日新聞

 

厚労省の官僚の腐敗堕落ぶりが明らかになっても、政権とは関係ないとでも考えているのでしょうか。

 

官僚の堕落、政権の腐敗(みんな忘れちゃってるんですか)があったとしても、安倍政権はやることはやっているとでも考えられているのでしょうか。

 

とんでもないことです。

安倍政権の本質は、アベノミクスという名の幻の経済政策で、形ばかりは景気回復が成ったように見せかけて支持を集め、高い支持率を背景に憲法改悪をはじめとする自らの主張を押し通そうとするだけのものです。

 

しかし、野党という名ばかりの存在も、その本質を糾弾することなく、せいぜい「ちょっと清潔なアベ政治」を求める程度のことしか考えていないため、有効な対抗策を打ち出すことすらできません。

 

このような、一見無風なような状況も、世界的な経済恐慌が起きれば、さらに強烈な破綻を日本にもたらすでしょう。

これまで、アジア不況やリーマンショックといった世界的なダメージが起きても、日本は比較的損害を受けずに来たようですが、この次は違います。

世界でも最悪の被害を受けるかもしれません。

それを止めさせなければいけないのに、誰もそれを言い出せない。

落ちるところまで落ちますか。