任期もあと2年、その退任が待ち遠しいトランプ米大統領ですが、かつての首脳がなんとかまとめ上げた核軍縮にまで、汚らしい手を伸ばしました。
ロシアの条約違反が無かったとは言えないでしょうが、曲がりなりにも成立していた核軍縮の方向を否定するというのは、困ったものです。
これで、さらなる核軍縮の進展を期待するどころか、逆に軍備増強の競争になりかねません。
とはいえ、アメリカが財政破綻間近でそのような余力があるはずもなく、またエネルギー収入頼りのロシアにもそれは厳しいことになるでしょう。
中国にも有利になるはずはありません。
どの国にも不利に働くことをやってのけるトランプ。
何か手はないのでしょうか。