液体ミルクはヨーロッパでは使われているものの、日本ではまだあまり馴染みのない製品です。
しかし、水の確保も難しい地震や水害の被災地では非常に有効だと考えられており、先ごろの北海道での地震の際も、援助物資として送られました。
それが、まったく使われていないと言う報道がされ、受け取った側の担当者があまりにも不勉強なのではと思っていましたが、それについての詳細報道が産経新聞に載っていました。
それによると、送ったのは東京都で、協定を結んでいるイオンがフィンランドから調達して送付したもので、表示はフィンランド語ですが、日本語の説明書が添付されていたと言うことです。
同様に送付したのが、7月に水害の被害があった倉敷市や愛媛県などですが、愛媛県では配布されていたものの倉敷市は使用せず、北海道でも使用していません。
熊本地震の際は、フィンランドから直送され、フィンランドの駐日大使が地震被災地を訪れたこともあり、多くが使われたそうです。
水道施設が被害を受けた場合などには液体ミルクが安全であり有効なのは間違いなさそうです。
次にどこがそういった被害を受けるか分かりませんので、全国でこういった知識を広めておきたいものです。
液体ミルクばかりでなく、他にもこういった事例はありそうです。