スポーツが健全な精神を育てるなどとは、まったく言えないようなスポーツ界のスキャンダルが相次いでいますが、アマチュアボクシング界を統括する日本ボクシング連盟の会長を中心とした問題が報道されています。
どうやら、会長が中心となって国からの助成金の不正流用があったとか。
その他、会長が赴く先での過剰接待や、不正ジャッジなど、話題のネタがゴロゴロと転がっているような有様です。
最も大きな問題は助成金の不正流用でしょうが、テレビのワイドショーなどは見た目の面白さから過剰接待の実情などの紹介が主となっています。
第一報はまたも週刊文春のようですが、すでに連盟から文春相手に「恫喝文書」が届いているとか。
これは面白そうな展開になってきたと誰もが思っているのでしょう。
それにしても、「アマチュアスポーツ界」などという場所でなぜこのようなとんでもない権力集中が起こるのでしょうか。
民間企業などで、ワンマン社長といった連中はいくらでも存在します。しかし、私企業ですので、社員がついていくからには「勝手にすれば」で良いのでしょうが、半ば公的なスポーツ連盟でなぜという疑問は残ります。
日本人の体質なのかと言えば納得できるかもしれませんが、まあこのような状況は日本だけではないでしょうし、海外などはもっとすごいでしょうから、「人間とは」ということになるのでしょう。
しかし、いくら似たような状況でも絶対に許してはいけないのが、政界・官界です。
これが面白そうだからといって、より罪深い連中の追求をおろそかにしてはいけません。