爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

今度の水害は温暖化のせい? TBS”サンデーモーニング”の報道に「環境問題を考える」の近藤邦明さんが激怒

広範囲に大規模な水害を起こした西日本豪雨について、日曜日のTBS系の朝の番組「サンデーモーニング」で地球温暖化の影響という決めつけが為されたということです。

「環境問題を考える」というサイトで以前から二酸化炭素温暖化説に対してその矛盾と不備を指摘している近藤邦明さんが、怒りの記事を載せています。

http://www.env01.net/fromadmin/contents/2018/2018_03.html#n1230

 

私はその日は出かけていたのでその番組は見ていませんが、二酸化炭素温暖化説の江守正多を出演させ、何らの科学的説明も無いままに二酸化炭素温暖化が今回のような異常気象の原因であると決めつけた報道をし、他の出演者も「昔は涼しかった」というだけの発言を繰り返すというバカ番組だったということです。

 

私は二酸化炭素濃度上昇による温暖化というものは部分的には成立していると考えますが、それがこのような異常気象につながるかというとそれは主因とはならないだろうと(根拠はありませんが)感じています。

 

ただし、それ以上に問題と感じているのは、このような災害が起きた時には二酸化炭素温暖化の脅威と叫びながら、それを止めるべき政策や社会改革の議論を何もしようとせず、ただ単に「自然エネルギー」などと唱えているだけの多くの人びとの意識です。

 

本当に、このような異常気象が怖ろしいのであれば、もうすぐに化石燃料使用を止め(削減などでは間に合いません)経済成長などは完全に捨て、社会改革をしようという方向へ向かわなければならないはずです。

 

災害が起きたその時だけは「温暖化の脅威」と言いながら、実効ある対応を考えようともしない。そういった不真面目さというのが社会全体を覆っています。

 

折から、水害のあとは連日38℃も越えようかという猛暑。ますます温暖化論者が勢いづきそうですが、上記の近藤邦明さんのサイトでも、もしも温暖化が二酸化炭素上昇で起きるのならば、それは冬場の温暖化につながるはずであり、夏の猛暑とは違うと書いてあったと思います。

今年の冬も空前とも言うべき寒さでした。わずか半年前のことも忘れてしまっているのでしょうか。

なお、現在でも日本南部は猛暑ですが、北日本は寒気の影響で荒天が続いています。それも無視するのが東京中心主義者でしょうか。