爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「骨太の方針」っていったい何のつもり。

またコリもせず「骨太の方針」と言う名をつけて政策発表のようです。

mainichi.jp

社会保障費の抑制だけしかできずに、何が”骨太”やら、よくも恥ずかしくもなくその名を使えるものです。

 

骨太の方針とは、2001年に当時の小泉内閣が、規制改革と財政再建を「聖域を作らず」に進めるとして始めたものと記憶の片隅に残っています。

 

何も言わずに粛々と進めれば良いだけのものですが、小泉らしく仰々しい名前を付けてしまいました。

 

その後も後継首相はそれを踏襲し、民主党政権時代を除いて続けられています。

 

しかし、財政再建などはどこに消えたのか。

やるべきことは防衛費を除いた歳出削減、とくに社会保障費がやり玉と言うことでしょう。

 

「骨太」というからには、芯を通しブレなくやるべきことを進めるという意味でしょう。

フニャフニャな政策ばかりの癖によく言えるものです。

税制も、消費税の10%上げを今から骨抜きにしようとするばかりです。

消費税を上げなければ財源がないかのように言い逃れようとしていますが、「あるところから取る」のが当然でしょう。

今一番儲かっているところから効果的に税を取る。株式投資家、輸出大企業から税を徴収するのが当然でしょう。

それをやってこそ、「骨太」と言えるかと思います。