爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

トランプ大統領はどこまで波乱を起こしたいのか

北朝鮮との歴史的な会談も決定、東アジアの状況が劇的に変わる可能性も出てきました。

日本だけ除け者とかいう話もありますが、それは置いておいて。

 

一方、中近東ではまったく逆の姿勢で対立を激化させ、危機を煽っているようにも見えます。

 

イランとの核合意から離脱、制裁の復活も実施とか。石油供給の不安をも引き起こしているようです。

さらに、イスラエルのアメリカ大使館のエルサレム移転も強行し、パレスチナ人たちの反対運動が激化しています。

 

北朝鮮への姿勢と同様に、戦闘開始一歩手前まで煽りに煽って、最後に逆転して手打ち式で平和アピールでもするつもりでしょうか。

 

どうせ、渦中に放り込まれる現地の人たちの苦しみなどにはまったく興味も関心もなし、当然ながら同情は完全になく、棚ぼたで転げ込んだアメリカ大統領職と言う絶対的権力を動かすのが楽しいだけなのでしょうか。

 

恨みを買うのがトランプ一人だけなら勝手にすれば良いだけのことですが、アメリカ全体への恨み、さらには先進国全体への恨みにまでつながり、あちこちでのテロ頻発にも発展する危険性も十分に強いものです。

そんなところでテロの犠牲になる人達は、アメリカ覇権などには何の関係もなく、恩恵も受けているわけではないということも間違いないことでしょう。

 

それにしても、数々の政策はどれもオバマ前政権の忘れ形見。どうやらオバマの業績は全部消し去りたいだけのようにも見えます。

 

こんなトランプにすり寄っているとして、フランスのマクロン大統領は国内で批判されているようです。

マクロンよりもっと真っ黒ん気に擦り寄り、というより足元にひれ伏しているのが安倍です。大丈夫なのか疑問だらけです。

 

イラン危機の余波では石油価格の上昇が避けられないようです。

トランプの思考能力ではその後の展開が分かっていないのかもしれませんが、石油価格上昇はロシアの復活に繋がります。

ここまでロシアを痛めつけるのに成功してきたアメリカの国際政策が、崩れだしているのかもしれません。

その他の産油国の惨状もこれで救われるかもしれないとなると、興味深い展開になる可能性もありますが。