最近いたるところで「食べ放題」の店が流行っているようです。
「焼き肉食べ放題」とか、「寿司食べ放題」、「ランチブッフェ」などよく目にします。
これについて、「東洋経済オンライン」で経済コラムニストの大江英樹さんが分かりやすい解説を書いています。
toyokeizai.netまあ、簡単に言えば「客は元をとれない」ということです。
「原価の高いものを食べれば元が取れる」と考えがちですが、飲食店の変動費(原材料費など)はせいぜい3割。
ここでがんばって3人前食べたとしても払う価格に届くかどうかだけです。
店側はそれよりも7割の固定費を回収するためには客の入を上げるだけ上げたほうが有利であり、食べ放題で客を呼べれば店が儲かるということのようです。
「元を取りたいという思いがもっと大きな損を生む」というのは、この場合だけでなく多くの場面で言えることのようです。
私は若い頃から少食の方で、特に年を取ってからはごくわずかしか食べられないようになってしまいました。
そのため、食べ放題と言うところには以前からほとんど近づかないようにしていますので、上記のような店側の思惑に引っかかるということはあまり無いまま過ごしてきましたが、それで良かったようです。
何より、「本当に美味しいと思えるものを少しだけ(無理なく楽しめるだけ)食べる」方がよりスマートな生き方に思えます。