爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

八代の古墳 高島古墳

八代歴史散歩も西南戦争関連地は遠いところが残っているのでちょっとお休み。

近いところで、古墳を訪ねてみました。

八代高島古墳。

高島古墳群 / 観光サイトTOP / 八代市

 

市内高島町にある、高島という丘の上にあります。

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この丘全体が古墳というわけではなく、これは元々は八代海に浮かぶ石灰岩の小島でした。

ここは陸地にも近かったので、江戸時代には周囲は干拓され地続きとなりましたが、古墳時代にはまだ満潮時には波をかぶるようなところだったのでしょう。

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江戸時代初期には周囲の干拓地守護のための神社や寺院が設けられたようです。

かつてはこちら側からの石段で頂上に登れたのですが、熊本地震の時に落石があり石段側からは登れなくなっています。

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そんなわけで、裏側の市の水道関連設備用の取付道路から登りました。

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右側の円筒形の建物が水道施設、左奥に古代の墳墓があります。

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これと言って構造物があるわけでもなく、囲いがしてあってここから出土したという立て札があるだけでした。

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古くなってほとんど読めません。石棺が出たということが読み取れます。

 

山の頂上からは遠くの方にもう一つの古墳の所在地、「大鼠蔵山」が見えます。

写真中央、約5kmほど先の小山です。

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鼠蔵の近くには万葉集にも歌われたことで知られる名勝「水島」があります。

行ってみたいけれど、自転車ではちょっと厳しい距離ですので、どうしよう。

高島は家から往復6kmの散歩でした。