沖縄県普天間基地近くの小学校にヘリコプターの部品が落下した事故で、米軍はその原因は「人的ミス」によるもので、機体構造には問題がないので同型機の飛行を再開すると通告し、日本政府もそれを容認するということです。
まったく論理破綻で何を言っているのか最初は分からなかったものですが、まあどうせ理屈などはどうでもよく、沖縄県民の心情も考慮しないということでしょう。
「人的ミス」があっても事故につながらないようにするのが当然のことであり、人的ミスが直接事故につながるのは構造欠陥であるというのが当たり前のことなんですが。
最近読んだ本の通り、米軍側も日本政府も日米地位協定に書いてある通りの行動です。
政府にいくら普天間基地の危険性を訴えても、だから早く辺野古に移転しろというだけだということは明らかです。
しかし、辺野古も周囲に民家や学校が無いわけではありません。
目眩ましの策であることは間違いないことです。
やはり、「日本国内に米軍が好き勝手に基地を置き運用できること」自体がおかしいということをはっきりさせなければならないということです。
なお、この事故に関し、なんと現場の小学校や市役所に中傷をする電話がかかっているという呆れ返る事態になっています。ここまで日本人の感覚は堕落したのか。
いまちょうど、今年一年を振り返るというブログ記事を書いていますが、ますます暗澹としてきます。
もうこんな国はカルデラ大噴火で消えたほうが人類にとってマシなのでは。