四国電力伊方原発の運転差し止めを求める裁判で、広島高裁が差し止め仮処分の判決を出しましたが、その理由が「阿蘇山の巨大噴火」だそうです。
www.nikkei.com裁判官などに科学的事例についての判断などさせるから、こういった判決が出ることもあります。
法律の文章と判例だけを見ていれば良いものを。
阿蘇山に限らず、カルデラ火山の巨大噴火は大きな災害をもたらす可能性があります。
9万年前の阿蘇山のカルデラ噴火では九州一円を火砕流で覆ったほどであり、火山灰も日本列島全土に及びました。
そこまで大きくなかったものでも、7300年前に起きた鹿児島南部の鬼界カルデラで起きた噴火では南九州の縄文文化を滅ぼしました。
確かにカルデラ噴火は怖ろしいものですが、もしも伊方原発まで火砕流が及ぶほどの噴火であればそのわずか前に九州全土が破滅しています。
そこまで行けばもうどうでもいいじゃないと言うわけにもいかないかもしれませんが、それを恐れるのなら日本にはそもそも住むべきではないということです。
オーストラリアでもどこでも移住したほうがよろしいかと。
まあ、どうせ他の裁判官は差し止め却下の判決を出すでしょうが、それを見越して述べておきます。
裁判所に原発の可否を決めさせることはできません。
政権がそれを求める以上、止まりません。
原発を止めたければ、原発阻止を実行する政府を樹立しなければどうしようもありません。
法廷闘争など、象徴的な意味しか無く国民にもまたかという思いを抱かせるだけでしょう。
原発阻止とともに、脱エネルギー社会樹立を目指す政権を作るのが一番の近道です。