日本の2016年度の温暖化ガス排出量は3年連続で減少したものの、その減少率はわずかに0.2%に留まったようです。
温暖化による気候変動のせいで、気象災害が増加とか、そのうちにスーパーハリケーンが来襲するとか、脅し文句が飛び交っていますが、本当にそうならもっと真剣に対策をしたらどうでしょう。
経済成長への影響がどうとかいった言い訳ばかりで、誰も温暖化による危険など信じてはいないようです。
有名なのはかつてのアメリカ副大統領ゴアでしょう。さんざん脅しをかけるような本を書いておいて、住んでいるのは豪邸でエネルギー使い放題という話です。
「省エネによる温暖化ガス発生削減」などと言っても、それが10%減ったからといって本当に温暖化が防げると思っているのでしょうか。
人為的な温暖化ガス発生をまったく0にしたところで、当分はじりじりと温暖化が進んでいくでしょう。
私の立場は、このブログの「エネルギー文明論」の項で繰り返し述べているように、「即刻、エネルギー使用の削減」です。
ただし、この理由は「二酸化炭素温暖化論者」たちとは雲泥の差があります。もちろん私が雲です。
それは、「化石エネルギーは奇跡のような素晴らしい存在であり、それを現代だけで使い果たすことは許されないから」ということです。
さまざまな有効な有機物質の減量として、化石燃料ことに石油は非常に優れた性質を持っています。
そんな貴重な石油を、単に燃やして熱源としたり、自動車を動かすだけの内燃機関燃料などとして消耗するのは後世の人類の取り分を盗み取るような犯罪です。
そのためにもできるだけ早く石油の使用制限を進め、同時にエネルギー使用制限も厳しく施行するべきでしょう。
経済への悪影響などということを言う連中がほとんどでしょうが、そもそもこの現代社会というものは「エネルギーバブルで膨らまされた異常社会」です。
早く正常なものに戻すためにも必要なことです。
いつまでたっても、温暖化ガス排出=エネルギーの使用に歯止めがかからないのは、「二酸化炭素温暖化」などという回りくどい説にしがみついているからです。
それから抜け出しまともな方向に進むことが求められます。