クロマグロ(ホンマグロ)の資源保護と言う問題では、漁獲制限が上手く行かずに混乱しているようですが、渡辺宏さんの「安心?!食べ物情報」にもこの記事が載っていました。
http://food.kenji.ne.jp/review/review934.html
記事内容は、小型クロマグロ(30kg未満)の漁獲量が制限を越えたために各地の定置網漁の自粛を水産庁が通知したそうですが、北海道だけが獲りすぎていたためだとして、和歌山県が意見書を提出したということです。
これは当たり前の話で、どこか一箇所が大幅に獲りすぎて制限を超過したからと言って他のところも自粛せよというのは無理があります。
少なくとも地域単位の制限厳守、さらには漁協単位、個別の業者それぞれの漁獲枠制限というところまで行かなければ公平で納得得られるものにはならないでしょう。
マグロだけでなく他の魚種でも同様の問題は多いようです。
ツイッターでは勝川俊雄さんもこの問題について多くの意見を表明されていますが、次のようなものを引用されていました。
tatus/918
www.suikei.co.jpこのような違法操業を野放しにしていればいくら漁獲枠厳守と言っていても無理でしょう。
世界の他の漁場では適切な漁獲枠管理で漁業資源回復に向かっているところもあるようです。
無策のまま資源枯渇に向かってしまっているというのはあまりにも愚かな状態でしょう。
なお、今週の「安心?!食べ物情報」では、他にも食中毒(カンピロ・サルモネラ)の事故発生や、クマ出没の記事も参考になりました。
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