賀茂川耕助のブログで扱われていたのは、もはや企業業績や将来性といった企業への投資を示すようなものではなく、単に取引の時間差や隙間狙いだけの競争に堕した株式市場の現状です。
株式市場は企業が資金調達を行うためという元来の目的を失い、最も速くもうけを出すためのスロットマシンになったのである。
この文章にある「スロットマシン」というのがまさに実状をはっきりと示しているものでしょう。
株式のみに限らず金融というものはごく最近になって全く変質してしまったようです。
この変化をそのままにしておけばリーマンショックどころかもっとひどい大破局が訪れるのも必然のようです。
その時は安倍クンが消費税増税をまた先延ばしにできるのですが、それどころじゃないでしょう。(そもそも安倍クンがその時を迎えられるかどうかも分からなくなってしまいました)
それはともかく、そのような株式市場、そして金融資本支配の経済というものはいずれ破綻するということなのだと思います。
現在、それで儲けることにも無縁なほとんどの人々がそれで大きな苦しみを味わうことになるでしょう。