年をとってくると段々と同年代の人の中で亡くなって行く人も出てきます。
今日はそういった中の一人に夢の中で出会いました。
彼は数才年上ですが、私が大学を卒業して会社に入り、当地熊本の工場に赴任した後に出会って一緒に遊びに行ったりするようになりました。
しかし、お互いに結婚した後は徐々に疎遠になり、その後両方共に転勤したりして顔を合わせることも少なくなりました。
退職前の数年は私は出向で北陸地方に行ったため、会社の出来事もほとんど知ることもなく、そのまま会社を辞めたために古い馴染みにも挨拶もしないままとなりました。
その後、ふとした機会に彼が私の出向中に病死したと言うことを聞きました。
今日の夢の中では、相変わらず私は会社の仕事の関係で某所に出張で出かけています。
そして、会社の人たちにも何人にも出会っているうちに、なんと死んだはずの彼に会ってしまいます。
「あれ、死んだはずじゃなかったの」と間の抜けたことを聞くと「いや生きている」と答えました。
しかし、仕事中のことでほとんど話す時間もなく別れてしまいます。
そのあとで会った人に「彼は生きていたの」と聞くとやはり「この前死んだ」という話。
なにか、怪談にもなりそうな雰囲気ですがそうはならずに目が覚めました。
メーテルリンクの青い鳥には、亡くなった人たちは生きている人が思い出した時だけ天国で目を覚ますという描写があります。
彼も久しぶりに目を覚ましたのでしょうか。