著者の「のり・たまみ」さんは「へんなもの」をこよなく愛するという方で、特に政治関係の「へんなもの」を取り上げては著書を書かれているようです。
毎日、国会の委員会での議員の発言をチェックしているとか。
まあ、国会でも本会議などはほとんど面白みもないのに比べると、委員会での質問などは結構おかしなことを言う議員たちが多いですから、興味も湧くかも。
2004年6月、民主党の泉房穂議員は法務委員会で、離婚と養育費の問題を質問する中で、
「いまの日本の離婚率はイチローの打率と同じレベル」と語ったそうです。
著者も書いているように、
国会という場は、なにかウマイことを言ってみんなを感心させてやろう、という気負いのようなものを発言者に抱かせるような空気が漂っているらしい
という雰囲気そのままの質問でした。
2006年4がつ、自民党の谷垣禎一財務大臣は、行政改革特別委員会で
「母屋ではおかゆで我慢して離れではすき焼きを食う、なんてことはいけない」
と発言しました。
母屋とは「一般会計」、離れとは「特別会計」を指していて、その当時一般会計は厳しい抑制策を取りながら、特別会計の方は野放し状態だったのを批判したものです。
自民党なんだから、批判していないで改めてくれなければいけないですが。
その他、議員たちの知能程度を如実に示すようなアホらしい発言が頻発でした。