爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

イオン飲料の飲み過ぎは健康被害 特に乳幼児は注意

週1回更新の度に食品問題について新たなニュースを教えて貰える、渡辺宏さんの「安心?!食べ物情報」ですが、今回は「イオン飲料」の危険性について紹介されていました。

 

http://food.kenji.ne.jp/review/review920.html

 

イオン飲料とは、スポーツドリンクなども含むような、カリウムやカルシウムといったイオンが添加してあるもので、脱水時の水分補給には適していると言われているものです。

しかし、それが単に「健康的」というイメージにつながるために、水代わりに常時飲むということになると、特に乳幼児などには危険性があるそうです。

 

詳しくは元記事の引用文を読んでいただいたほうが間違いないと思いますが、下痢や嘔吐の際の水分補給に限っては、適度な塩分と糖分を含むために有用なのですが、それを常用していると塩分過多、糖分過多になり、ビタミンB1不足につながったり、虫歯の発生につながるという可能性が強くなるそうです。

さらに、幼児の場合は味覚異常を引き起こす可能性もあるとか。

 

イオン飲料は脱水時の緊急水分補給にとどめ、よくなったら水を飲ませるというのが良いようです。

 

それにしても、「身体に良い」というイメージが出来上がってしまうとそれに強く影響される人が多いことにはあきれるほどです。

他にも「身体に良い食品」に振り回されて結局は健康を損なってしまう人が多数いるようです。

そういった食品を売ろうとしてのイメージ戦略なのでしょうが、消費者側も「身を守る」という意識で考えなければなりません。

 

しかし、どうも日本は政府行政機関がそういった危険情報をきちんと流して解説するということがほとんど無いようにも思います。

かえって、経済活動活性化とかいう名のもとに企業寄りの姿勢が強いようにも思います。

政府がどこを向いているのかということも分からなければなりません。